- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864104777
感想・レビュー・書評
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辺さんは韓国、北朝鮮、日本をとても客観的に見ていてそれぞれの良い点、悪い点を指摘している。ただ、韓国についてはあまり良い点は書かれていなかった。韓国人は白か黒かをはっきりさせないと気が済まないと言うが、それは自国に都合のよいように嘘をついてでも決着したいように思える。韓国が徹底的に反日で親日派を一掃しようとしているのに反し北朝鮮はそこまでの反日を表していず、日本と北朝鮮が国交を回復することで多くのことが解決すると言っている。それもまた困難な問題だとは思う。在日朝鮮人は難しい立場にあることは理解できる。今日本で行われている朝鮮人へのヘイトスピーチはやめてほしいと思う。日本人としての寛容さと誇りを保ちたい。
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論点があっちこっちに行って、結局なんなんだ。
日本がうまくヤンなきゃ、それも北を取り込んでというのも判らないでもなく、それが支那を牽制することになるのも判るが、だからって何を認めなきゃいけないんだ。
徴用は強制連行とは違うと言いながらも、それを認めて、人数ではなくちょっとでもあった事が問題とかいう流れも何度読んでも判んなかったし、慰安婦問題を事実として論を展開するのも気になる。
在日の立場を考えろというのはあまり考えたことはなかったが、民族意識の高さとか言われた上に、日本を仮想敵国と言い切る存在は、仮に戦争状態になったらどう扱うんだ。
それでも最後まで読めた本。極めて冷静な感は受けた。 -
日本でもなく、韓国でもなく、在日という微妙な立場から両国を冷静に分析している。