- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864104975
作品紹介・あらすじ
一瞬で、確実に相手のホンネがわかる、最強の心理術を教えます。いつでも、どこでも、誰の顔にも表われる7つの表情が人のホンネを映し出す!日本初!人間の表情を科学的に解析した実用書。
感想・レビュー・書評
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微表情と普通の表情の違いが最後まで少し曖昧だった。説明としては「0.2秒だけ人の顔に表れる無意識の表情」とあるけど、言葉だけ聞くと「表れる時間」より「表れる表情」に「微」という意味が掛かっている印象になるからかもしれない。
そこを除けば、表情から感情を読み解く、という面においては勉強になった。
ただ肝心のイラストがちょっと分かりづらいし、個人的に受け付けない絵柄だった。
◉日本人は相手の目の変化に敏感で顔文字も、(^_^)や(>_<)など、目の変化で感情を表すのに対して、アメリカ人は、(・u・)や(・∩・)など、口元の変化に敏感である。
→日本人は目を見て話しなさい、の教育
アメリカ人は確かに口元の笑顔の作り方が上手だし、歯並びを必ず小さい頃に矯正するのも口元の印象を大事にしてるんだなと納得した。
マスクが必須の世の中となった今、見えている部分だけで表情を読み解くのはすごく難しくなったと思う。
また、逆に言えば、表情を読み解かれる心配が無くなったので、愛想笑いが消滅するんじゃないかとも思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
机上の空論って感じが強すぎる。
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微表情とは0.2秒程度の時間で現れる表情で、
相手の真に感じている感情である。
いくら笑顔でも実際はつらいという気持ちでいっぱいとか、
実際はそんなにうれしくはないという気持ちを見抜くと、
うつ病の未然防止や交渉時の改善につなげることが出来る。
といったことは理解できたのだが、
見抜くためには訓練するしかない。
本に書いているのは
普通のことしか書いてないのが若干残念なところ。
【勉強になったこと】
・微表情は万国共通の現象
・微表情には相手の無意識の感情が表れる。
読み取ることが出来るためには、
表情筋の動きとの関係、感情の機能を理解する
微表情を正確に読み取る
感情の機能をサポートするような会話の流れを作る
といったステップを踏んで訓練していくのがよい。
・万国共通の7つの感情
幸福、軽蔑、嫌悪、怒り、悲しみ、恐怖、驚き
・自分自身の思考や感情のうち自覚しているのはたったの5%
・愛想笑いの特徴
左右非対称
笑顔が4秒以上続くことがある
目の周りの筋肉が収縮しない
突然笑顔になり、突然笑顔が消える
口角が先に上がる
・一般的に日本人は、どうしたらいいか分からない
困惑した状況に直面したり、ネガティブな感情が
沸々と沸き上がってきたりしたとき、愛想笑いで
誤魔化す傾向がある。
・ケンカするのは良いことだが、
軽蔑や嫌悪の表情が表れたときは相手の言い分を
まずは受け入れること
・肯定、否定と言葉と表情で違う状況が生まれたとき、
信頼出来るのは表情のほう。 -
微表情と言うのはわずか0.2秒だけ現れる感情の表現。
微表情は無意識に起こるものですが見ている自分もまたその表情を無意識に受け取っている。
そういう意味では普段の会話ではお互いの無意識の感情をやり取りしてるということなんでしょう。
微表情を読む勉強をしっかりやったらコミュニケーションがよりスムーズに行われるかもしれませんね。
表情を読むというのは感情を読むということであり心読むのとは違うということはなるほどでした。
顔色を伺うということの奥深さを感じる一冊です 。