リーダーを目指す人の心得 文庫版

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制作 : 井口耕二 
  • 飛鳥新社 (2017年6月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864105583

リーダーを目指す人の心得 文庫版の感想・レビュー・書評

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  • 確かtumblrに本書の一節が流れてきて興味を持ち、近所の本屋で発見して購入。茶目っ気があり、少々頑固な元米国国務長官の、圧倒的な物量を体験できる、読んでいて誠に楽しい本。これまでを振り返りながら原題の通り「こうして上手くやってきた」ことを、失敗の捉え方を含めて記載いただいている。言葉は平易で読みやすいが、文字量ではなく情報量がすごい。ここで言い切った!という面白さもある。

  • 統合参謀本部議長や国務長官を歴任した、コリン・パウエル氏が人生訓を綴った書。

    著者はかなりの自信家。ジャマイカからの移民二世から黒人初かつ最年少で統合参謀本部議長まで登り詰めた、その実績に裏打ちされた自信なのだろう。

    イラクに大量破壊兵器があるとした2003年の国連演説(イラク戦争の端緒となった悪名高い演説)について、著者最悪の失敗と認めつつ、その原因はCIAの情報分析官が偽りの情報にまんまと踊らされたことにあったとしている。「大量破壊兵器がないとわかっていたら、戦争はしなかっただろう」とも言っている。また、フセイン政権を倒した後のイラク統治に関しては、ラムズフェルド国防長官とブレマー大使の独断でバース党員が下層の公務員に至るまで一掃されてしまい、混乱に拍車をかけてしまった、と語っている。

    菅官房長官が参考にしたという「答えたくない質問には答えなくていい。」、「彼らは彼らの仕事をしている。君は君の仕事をしている。ただし、リスクを負っているのは君だけだ。」等のメディア対応のアドバイス、ちゃんと書いてあった。ただし、著者の真意は、全体の利益をおもんばかった上で必要な対応をとれ、ということにあるようだ。マスコミに喋ってしまったがために兵士を危険に晒すわけにはいかないものな。

    著者は、陸軍の将校として訓練され、登り詰めた人物だけあって、極めて合理的な思考の持ち主。また穏健な派で信頼に足る人物。政府高官でありながら政治家特有の狡さ、腹黒さとは一線を画した人物、という印象を受けた(実際どうだったのかは別にして、少なくとも本書からはそう感じられた)。こうしてみると、軍出身者が政治家になるのも十分ありなんだな。

    第6章で著者は「米国は信頼されている。米国は侵略を許さない、苦難を軽減する、自由を求める人々を鼓舞する、友人を目捨てない、また、他の地域に住んで自由の息吹を求める疲れた人々、貧しい人々、身を寄せ会う人々を歓迎すると、信頼されているのだ。我々はそういう国であったし、今もそうであり、今後もずっとそうであり続けるからだ。」と語っているが、本書の中ででこの部分だけは空虚に響いた。

  • 地に足の着いたリーダー論。揺るぎない信条を持ちながらも、単純な思考に留まらない(思考停止しない)信念のようなものを感じる。

  • せっかくのハワイやったので1冊読むのがやっとでしたσ^_^;

    著者による自戒13カ条
    「翌朝には状況が改善しているはずだ」
    「まず怒れ。その上で怒りを乗り越えろ」
    前者は焦り
    後者は怒り
    どちらも自分の感情を乗り越えるよう指南しています。
    前者は最善を尽くしたら後は時間も味方してくれるという教え。
    後者は発散と収束という自分の感情の起伏をコントロールするという教えです。

    個人的にはどちらもスキルとしては持ててると思います。
    ただ使いこなせているかというと怒りをコントロールしすぎて爆発させるところまで最近はいかないなと反省します。

    「トップは戦場のどこにいるべきか」
    総理大臣が前線に行かないのはなぜかという意見が出る国もあるようですが正解は
    「影響力が大きくなるところで判断が行われる場所の近く」
    となるそうです。
    交戦中の場所では己も歩兵の1人になってしまい大局の判断ができないからです。
    リーダー論としては「判断が行われる場所」を早く特定しいち早くたどり着くことが大切と言えると思います。

    「報道関係者と関わる時リスクを負っているのはあなただけ」
    僕が不正受給担当をしてる時いつも肝に命じてました。
    たくさんの取材をうけモザイク付きですがテレビにも出ました。
    全てのリスクを負っているのはこちら側という認識だったので出来ることできないことの線引きに対する主導権は常にこちらにあるようにしてました。
    そこができてたから取材を受けるうけないの判断を全て任せてもらえてたのだと思います。

    著書は軍隊出身の著者の経験に基づくものですがビジネスマンだけでなく公務員にも通じるものがあると思います。

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