徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪 (月刊Hanada双書)

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  • 飛鳥新社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864105743

感想・レビュー・書評

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  • 「桜を見る会」疑惑について復習しましたので、ついでに「モリカケ」疑惑についても。
    こちらの本はだいぶ以前に(日本出張時に)買ってあったが読んでいなかったもの。著者の小川榮太郎さんという方はかなり毀誉褒貶のある方であることは知っていますので、そこは踏まえた上で読みましたが、なかなか良い(この本が刊行された2017年までの経緯の)全体経緯の復習となりました。

  • レビュー省略

  • ほんまにいつまでやってんねんと言うこの問題。
    高橋先生の本は、何が本当に起きたことかだったが、この本は、なぜ起きてなぜこんな話になってるのかという視点。

    この事件については、一報を耳にして、あれ、と思ったことが、いつの間にか全然違う話になっていた感じがあって、そういう意味では感覚に合う。
    自分で一次資料を点検したわけではないから完全乗っかかりということはできないのだが。

    だとしても、少なくとも法的な問題がない話を、ある思惑を持って仕掛けたという主張は衝撃。

    当初事実関係の解明が終わって納得していたところを、メディアが切り取りや偏向で焚き付けて来た。

    政府にかけているのは情報管理、防衛。
    隣国と問題になっているいろんな話にもダブる。

    2019/10/2  再読
    一体何が問題だったのか、なぜここに来て破廉恥男が上から目線だったり、解決してない再追求だとか言う人間がいるのを見て判んなくなって来てて。
    2年経って、政府の危機管理って、良化してるのかな。
    文庫化したら買わないといけない本かも。

  • 一連の森友学園・加計学園の問題は、朝日新聞をはじめとしたマスコミが偏向報道により作り上げられていったものである、との立場から書かれている本。
    マスコミが一部しか報道していない部分の全貌を詳しく解説しており、この本を読む限りでは、朝日新聞をはじめとしたマスコミが偏った報道を意図的に行っているというのは、一定程度真実なのだろう。
    しかし、朝日新聞等のマスコミを批判する人は「このような報道を鵜のみにしてはいけない」とよく言うが、この本も安倍首相擁護が鮮明な立場で書かれており、この本もまた鵜のみにすることなく、情報を取捨選択していく必要があるだろう。
    その意味で、Amazonレビュー等がやたらに高評価である部分には疑問を感じる。

  • 朝日新聞の謀略(?)を詳細に検証した本
    これは面白い
    賛否あるんだろうけど、多くの人が読んでみると良いと思う

  • 朝日新聞が損害賠償を求めたことでさらに有名になった本書。今、また森友の新ネタと称して昨年出ていたものを振りまいている。氏の書いてあることが真実なら、誠に恐ろしい世の中である。一部のマスコミによって国中がかき回され、彼らのご都合だけで世の中が回っていこうとする恐怖。この印象操作に対抗して、真実を堂々と伝える報道や組織の力が弱いように感じる。ないものを、確証もなく想像・思い込みで「ある」と放言するのはいかがなものか。悪質極まりない。嘘をばらまいたという罪の罰則はないのか?

  • 「虚報と忖度に基づいた、物証なき責任追及ーこんな暗黒社会の原理を、我々は二度までも許容したことになるのである」。(本文より)

    ・報道ではなくもはや情報戦であり、政府は自己防衛できる体制を整える必要がある。
    ・マスコミ全体主義が強化さる日本。
    ・官僚のサボタージュ。

  • 森友、加計何が問題なのかニュースをみてもよくわからず、安倍総理のていねいに答える姿をみてまちがいはないだろう、北朝鮮がミサイルをうちあげているなか、こんなことでいいのだろうかとおもっていたのだが、この本を読んでよくわかった。社説が受験に必要だと聞いて朝日新聞を読んでいた時期もあったが慰安婦問題でやめた。まただ。国民の安全を考え、国を守ろうとしないでどうするんだといいたい。報道をうのみにしないでしっかり自分で考えていきたいとつくづく思った。

  • 意図的に隠された情報があること、それにより全く異なる印象を与えられること。なかったものをあったかのように報じることができてしまうこと。情報源は新聞やテレビだけではない現在においてもこのように世論は簡単にミスリードされてしまう。メディアの責任は大きいが、受けとる側も論点を理解し鵜呑みにしない努力が必要だと痛感。

著者プロフィール

文藝評論家。一般社団法人日本平和学研究所理事長。昭和42年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学大学院修了。専攻は音楽美学。論壇を代表するオピニオンリーダーの一人としてフジサンケイグループ主催第十八回正論新風賞受賞。アパグループ第一回日本再興大賞特別賞受賞。専門の音楽をテーマとした著作は本作が初となる。
著書に『約束の日 安倍晋三試論』『小林秀雄の後の二十一章』『戦争の昭和史』『平成記』ほか多数。

「2019年 『フルトヴェングラーとカラヤン クラシック音楽に未来はあるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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