日本の伝説 はやたろう

著者 :
  • 子どもの未来社
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本棚登録 : 14
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864121064

作品紹介・あらすじ

「早太郎(はやたろう)」またの名を「悉平太郎(しっぺいたろう)」は、長野県と静岡県で長年親しまれ、語りつがれてきた物語。
信濃の光前寺で生まれた山犬の子はやたろう。僧弁存(べんぞん)に連れられ、磐田の見付(みつけ)天神に巣くう恐ろしいバケモノを退治するため、勇敢に闘いを挑みます……。

感想・レビュー・書評

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  • 「信州信濃のはやたろうには、しらせんな」と自分たちの弱点をおおっぴらにしてしまう滑稽さもありながら、毎年村の娘を生け贄として要求する不気味な神。
    神の正体がバケモノだと知った旅の僧にやっと見つけ出され、全てを悟ったかのように主人と別れてバケモノ退治に向かう犬のはやたろうの覚悟にもう胸が熱くなる。
    結末は知っていたけど、「血がひとすじ、まっすぐ信濃へむかっていた」にはやはり涙ぐんでしまうなぁ。はやたろうの忠誠心と健気さがたまらなくせつない。
    「息をひきとった」の意味をまだ知らなかった7歳息子との温度差だけが残念w

  • 最初の娘さんが犠牲になってしまうの悲しいけど、あの犠牲がないとはやたろう呼べないのよね。
    物語は安心のはやたろう。絵は信頼の石井勉さん。
    だけど、その背景に赤字でセリフ書くのはどうにもならないぐらいダメだと思うよ。
    私にはものすごく読みづらい。
    色覚特性がある人への配慮をお願いします…。

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著者プロフィール

1959年千葉県市川市生まれ。著書に『日本の伝説 はやたろう』『同 きつねの童子 安倍晴明伝』『同 きんたろう』(厚生労働省児童福祉文化財推薦、子どもの未来社)、『伝記を読もう 田中正造』『同 阿波根昌鴻』(あかね書房)、『あっぱれ!どぐうちゃん』(ポプラ社)など。上田勢子との共訳書に『ルドルフ 赤い鼻のトナカイ』『はじめにきいてね、こちょこちょモンキー!』(子どもの未来社)がある。

「2022年 『ほん book』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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