有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか 絶望を笑いに変える芸人たちの生き方 (コア新書)

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  • コアマガジン (2014年4月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864366021

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有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか 絶望を笑いに変える芸人たちの生き方 (コア新書)の感想・レビュー・書評

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  • 序章で、有吉が死んだような目をしているのを東野幸治に見ぬかれたくだりが出てくるが、私も実際に、死んだような目をしている有吉弘行を見たことがある。
    猿岩石ブームが終わりかけていたころだと思うが、静岡市のなにかのイベントに猿岩石がゲストで呼ばれていた。
    地方の、小さなイベントの、安っぽい舞台の上で「白い雲のように」を歌っている有吉弘行は、壮絶なまでの絶望感を漂わせていた。それは、少し離れたところから見ている私にもわかるくらい、死ぬほどつまらなそうで、かったるそうな顔つきだった。ああ、もう彼は嫌になってるんだな、とその時に思ったものだ。
    今では、テレビで彼を見ない日はないくらいの活躍ぶりだけど、やっぱり眼の奥は笑ってない気がする。いや、そんなことわからないのだけれども。

    本書はそういった芸人の内側、本音などが、本人の発言を元に鮮明に描かれている。
    オードリーの話も、オリエンタルラジオの話も、ダイノジ大谷の話も、胸が痛くなるようなエピソードばかりで、芸人ってなんて壮絶な生き方なんだろうと思う。逆かな。壮絶な生き方しかできない人が、結果として芸人になって残っているのかもしれない。
    でも、読後感が悪くないのは、著者の、芸人に対する深い愛情のおかげだと思う。著者は決して批判しないし否定しない。かといって、持ち上げたり称賛するわけでもない。ほどよいスタンスで見守っている感じが、読んでいて心地よいのだと思う。

  • 『タモリ学』が『いいとも!』最終回とグランドフィナーレの前に発売され、『水道橋博士のメルマ旬報』連載の『芸人ミステリーズ』の中から選りすぐりのものと有吉弘行についての書き下ろしが追加されたこの『有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか 絶望を笑いに変える芸人たちの生き方』(←タイトル長い!!!)がほぼ同時にと言える時期に出た事がすでにてれびのスキマという物書きが必要な時に、今しかないというタイミングで書籍を出して単著デビューしたという印象を持つ。

    この二冊は読めばすぐに読み終わってしまう。スルスルと読み進んでいって楽しんで終わる。情報量は多いはずなのに交通整理が巧みにされていてスルーと滑らかに読者に読ませていく。

    お笑い好きな多くの人が読む事になるだろうし、これから出会う人がたくさんいる本だと思う、同時にこれからお笑い関連の本がスキマさんの登場によって変わっていきそうな気配がある。

    『いいとも!』のグランドフィナーレの裏番組で司会をしていたのは有吉弘行がメインを務める『有吉反省会スペシャル』だった。タモリさんがお昼の座から降りるお別れ会にはダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるず、爆笑問題、ナインティナイン、明石家さんまというビッグネームが一堂に会した奇跡が起きていた。
    ただ、見ながらそこにいるお笑いの綺羅星は当然ながらタモリさんとは別の輝きであり彼の変わりにはならないし、それぞれがすでに一等星だった。あの場にいるものが次の座に着くものではないそんな感じがあった。

    という僕の想いみたいに『タモリ学』のあとに出る本のタイトルが『有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか 絶望を笑いに変える芸人たちの生き方』というのはもうスキマさん最高だ、これだこれと思ってしまうわけだ。

    ブログ等で注目されていた書き手が書籍を出すと言うのはすごく夢のある事だし、誰だってブログを始めて文章を書く事が出来る時代だけに実はブログで人気になっても(まずそれが困難なのに)その先の景色を見れる人はさらに、本当に限られている。プロの書き手になれるという意味で。アフリエイトとかそういう手段での儲けじゃなく書き手としての原稿代や書籍の印税やなんかで自立するのは一昔の物書きよりもさらに難しいはずだ。

    もう、熱量をどこまでぶつけて形にできるか巻き込めるか、いやはや巻き込まれるか。
    星座の繋がりを意識すればただの星々の輝きがある像を浮かび上がらせていきそこに物語が生まれる。物語は世界を理解する最良のモデルだ。てれびのスキマさんという書き手はお笑いを通じて僕ら読み手に星々の輝きの繋げ方を浮かび上がらせ方を教えてくれる書き手だから。もう次の三冊目も楽しみに待っている。

  • 面白い。
    こういう記録は必要。

  • 有吉弘行、オードリー、オリエンタルラジオなどの言動を著者なりに分析した一冊。

    この人のブログは定評があるし、実際自分も読んでいるが、これも的確な分析で勉強になった。

  • てれびのスキマさんのメルマガを書籍化した一冊。一般視聴者でも入手できる公開情報を尋常ならざる丁寧さで積み重ねることで作り上げられた“妄想”は圧巻。これぞプロレス的エンタメの楽しみ方!本当にテレビ愛と芸人愛に溢れてる。芸人なんて人格が不完全な方が面白い、と気付かされました。

  • <目次>
    序章   有吉弘行と猿岩石の地獄
    第1章  オードリーのズレ漫才と幸福論
    第2章  オリエンタルラジオの証明
    第3章  なぜダウンタウンはそんなにも客の出来をき
         にするのか?
    第4章  なぜナイナイ・矢部浩之はいつもニヤニヤ笑
         っているのか?
    第5章  爆笑問題・太田光の偏愛、あるいは太田光を
         変えたもう一人のタケシ
    第6章  ダイノジ・大谷ノブ彦のどうかしている“熱”
    第7章  マツコ・デラックスの贖罪
    終章   芸人・有吉弘行のウソ

    <内容>
    芸人たちのテレビ・ラジオの発言、著書のコメントを元に妄想かもしれない分析をした第一弾。しかし的は得ているような気がする。芸人たちの芸の修行ではなく、若い頃の話や家族関係、相方との関係を分析しながら評論していく。彼らの笑いが真摯なものであり、表向きの顔では決して見せない素顔が垣間見える気がするのである。

  • 面白かった。本人や近しい人の言葉に基づく分析。著者も言うように勝手な考察かもしれないが、何を根拠にしているのか分からない記事が多い中とても面白く読めた。
    有吉さんの人気はなるべくしてなんですね。ちょっとイメージが変わった。土田さんやひとりさんが早くから評価していたとは。とても興味深かった。全く予備知識がないダイノジさんの話がぶっとんでて印象的だった。

  • 芸人エピソード集。

  • 夫が買ったので読んでみた。有吉はじめ、現在芸能界で第一線で活躍するお笑い芸人たちを形作る歴史や思いを書いています。特に印象的だったのはオリラジ中田の自らの成功から転落を「吉本の実験だった」と語ったこと。おそろしい客観視だな…あとマツコの母の話などいろいろ深くておもしろい、と思いながら読みました。

  •  ネットでの連載はよく読んでたけど、改めて気づいたことは芸人に対するインタビューとか取材とかはしていないようで、雑誌の対談とかインタビューとかから断片を集めて独断で編集してその芸人の物語を作ってるようです。つまりは究極の客であり、有能な編集者のようです。
     大谷ノブ彦のどうかしてる家族がまさに泣き笑いで声を上げて笑ってしまいました。
     笑いに救われた人が芸人を目指して、客を笑かしている時の芸人は笑ってなんかいなくて、笑いなんてなかった笑えない人生でも、せめて自分で笑いを作ってその笑いに包まれたいとか思って。
     客を笑かせている時の芸人は笑ってない、その理由がわかった気がしました。

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