熊が人を襲うとき

著者 :
  • つり人社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864470988

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  • ツキノワグマの事故事例集。

    6月が交尾期。
    越冬中に出産し、安全な穴の中で5月始めまで育成する。
    猛暑の年は出没数が増える。
    オスグマの行動圏は100km,メスグマは40km。
    黎明薄暮型の昼行性だが、果樹園を襲うクマは夜行性にもなる。朝夕6時前後が最も活発に動く。マヅメの感覚に近い。
    山菜やタケノコを食べるため、山菜採りやタケノコ掘りとバッティングしやすい。餌場を荒らすため、襲われやすい。
    目は良くなく、鼻と耳は良い。
    横の動きに敏感で、激しく動くものを追う。
    縦の動きにはやや疎く、木陰に隠れてやり過ごす。
    樹上のクマに注意。
    爆竹と撃退スプレーは有効。

著者プロフィール

1948年青森県十和田市生まれ。秋田大学教育学部卒業。秋田県庁生活環境部自然保護課勤務。86年同庁を退職しフリーの熊研究家となる。多数の助成により国内外で熊に係わる研究・活動を行う。島根、山口、鳥取県からの委託によるツキノワグマ生息状況調査(00~04年)のほか、環境省のもとでも調査を行ってきた。十和田市民文化賞受賞(98年)。日本・毎日新聞社/韓国・朝鮮日報社共催「第14回日韓国際環境賞」受賞(08年)。

主な著作に『山でクマに会う方法』(山と溪谷社)、『クマは眠れない』(東京新聞出版局)『クマ追い犬 タロ』(小峰書店)、『クマを追う』(丸善出版)、『絵本 おいだらやまの くま』(福音館)ほか多数。

NPO法人日本ツキノワグマ研究所理事長。

「2017年 『熊が人を襲うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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