王の寵愛と偽りの花嫁 (ロイヤルキス文庫)

著者 :
  • ジュリアンパブリッシング
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864570749

作品紹介・あらすじ

政略結婚に反発するように、城を飛び出したローウェルの王女メルア。悲しみの中、身分を隠して街へ向かうが、彼女を捕らえたのは、ローウェルと権力争いの最中にあるエステアの国王エルロンドだった。豪華絢爛なエステアの宮殿に迎えられたメルアは、若き傲慢な王エルロンドの命で、王妃の振りをすることに!?しかも、まだ恋も知らない無垢なメルアの純潔は強引に散らされてしまう。熱く触れる指先に身も心も翻弄されるメルア。王女メルアと国王エルロンドに待ち受ける運命は―!?

感想・レビュー・書評

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  • 火崎勇さんの作品はハズレがないですが、今回も大当たりでした。しかもイラストがこちらも好きなCielさん。

    父よりも年上の王との結婚が嫌で家出したメルア。家出の仕方も賢い彼女らしかったです。で、宿屋で見つけた家庭教師の仕事に飛びつきましたけど、着いた先で明かされたのは、仕事内容は隣国の王の偽の花嫁という仕事でした。

    平民の娘のはずが、ダンスはできるし乗馬もできる。会話も洗練されていて、この娘の素性は?と想いながらもだんだんエルロンドがメルアに惹かれていっている感じが分かりました。

    思いあまってエルロンドがメルアを抱いてしまいますが、メルアは娼婦と同じ扱いにされたと怒り、それが誤解と分かったあとのラブラブな感じはなんとも言えません。

    最後はメルアの実の兄と偶然の再会となり、家族の親愛の情を男女のものだと誤解し、嫉妬によって激高したエルロンド。冷静な王が大国の王子を接待しているという大事な局面で、それを忘れるほど激高するってのが、激しくていいです。

    最後はきちんと大国の王女であることも明らかになって、エルロンドとメルアの間に障害が何もなくなって、ハッピーエンドでしたけど、メルアの兄もかっこよかったんで、彼のお話も読んでみたいと思いました。

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