国王陛下のひとめぼれ~偽りのプリンセス! ?~ (ロイヤルキス文庫)
- ジュリアンパブリッシング (2015年3月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864572118
感想・レビュー・書評
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8割ほど読まないと、このタイトルに違和感がわくと思うの。そりゃ、そういう展開になるんだろうなとは思ったけどもさ。兄弟両殿下のせいで二重に意味がとれちゃったわ。銀杯は大事ですね。王家に嫁ぐときには銀杯を嫁入り道具にしたいと思います。来世以降の話にはなりますが(笑)
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一途で可愛い♡
17歳になったばかりの主人公リゼットが、特別親善大使として隣国を訪れ、二人の王子に出会い、第二王子カイルに一目惚れするところから物語がスタートします。
ですが親善大使としての任務に集中するためだとリゼットは気持ちを認めようとしません。
その時に第一王子のニコラスが、事故の後遺症による勘違いでリゼットを婚約者だと言うようになります。
両国の関係のためを思うとニコラスの要求を無下にはできません。
そのため、国の関係も壊さず、しかし両者の同意のない結婚は止められるようにと、リゼットとカイルの二人の力で乗り越えようとします。
リゼットは自分のためだけにと無理を通そうとせず、誰にとっても良い結果になるようこつこつと努力を重ねるところに非常に好感が持てました。
カイルは本当にかっこいい!!!!表紙のイラスト、見た目からしてもそうなのですが、性格も男前ですね!
確かにぶっきらぼうに見えるし不器用なのが伝わってくるのですが、リゼットを大切にしたい、大切にしようとまるで壊れ物を扱うようにという感じで接するところが素敵でした。
それと、風景の描写がとても綺麗でロマンチックさが倍増していました。
二人が結ばれた後の描写もあるところが個人的にはとても好きです。読後感がとっても良くて、なんだか元気が出ました。