侯爵さまと狙われた深窓の令嬢 ~指先に秘めた蜜愛~ (ロイヤルキス文庫)
- ジュリアンパブリッシング (2015年9月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864572538
作品紹介・あらすじ
舞踏会に出席した人見知りの伯爵令嬢ディルティア。地位を狙い近付いてきた子爵に人気のないバルコニーへと連れていかれ、迫られてしまう。貞操の危機から助けてくれたのは若き侯爵アレグラウドだった。無理にでもディルティアを手に入れようと画策する子爵から守るためにと、アレグラウドの屋敷で匿われることになって!?ベッドを共にし、逞しい腕に抱かれたディルティアは、アレグラウドの熱く淫らなキスに蕩かされ、快楽に悦び震えてしまい-!!秘蜜の純愛ラブストーリー。
感想・レビュー・書評
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【ネタばれ感想注意】
人見知りで読書と菓子作りが趣味の18歳伯爵令嬢ヒロインが、社交界では「おこぼれ侯爵」と噂されている無愛想な27歳侯爵ヒーローと共に、ヒロイン兄の策略に巻き込まれるお話です。
ヒロインの子供の頃の思い出が軸となっている、純愛ラブストーリーとなっています。
2人の年齢差が9歳という事で、結構離れている事に驚きました。
イラストのヒーローが若く見えるので、実は27歳だと知って衝撃でした。
ヒロイン兄に頼まれてヒロインが一時期文通していた相手が実はヒーローだったという、予想した通りの少女小説展開なのは良かったです。
ヒロインには知らせてなかったけど、実は婚約者だった…という設定だったら更に美味しかったのにと思いました。
ヒロインの言葉遣いが伯爵令嬢にしては現代過ぎるというか、少しくだけ過ぎているように思いました。
ヒロイン兄の腹黒さには色々と思う所はありますが、全体的に可愛らしいお話でした。
ただ、個人的にはフィクションとはいえ、貴族令嬢の婚前交渉を良しとは思わないので、結婚当日の夜が初夜ではなかったのは残念でした。
ヒーローが避妊してる様子も見られなかったので、結婚迄の3年間、ヒロインが良く妊娠しなかったなーと思いました(笑)。
結局、ヒロインが初めてヒーローと出会った舞踏会とその後のお茶会では、ヒーローは偶然その場に居合わせたのか、それともさり気なく護衛していたのかが分かりませんでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示