ヒーローカンパニー (1) (ヒーローズコミックス)

著者 :
  • 小学館クリエイティブ
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864683043

感想・レビュー・書評

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  • 2xxx年、希有な発想とスキルでいき残る企業があった。それが「ヒーローカンパニー」!主人公達は街の平和を守り、面接時間を守り、コンビニ女性店員を守り、乙女の恥じらいを守り、入社式を守る!島本和彦がはなつハイテンションヒーロー物語!相変わらずの島本節。一気に読んでしまった。いやーヒーロー大変だ。でも仕事だから!大切だよね!

  • 爆笑ってほどじゃないけど、戦隊モノパロディ感がそこはかとなく笑えます。

  • 社員ネタ・戦隊ネタ有。
    キャラクターの葛藤には考えさせられます。
    やけっぱちのような言い放ちが面白いです。

  • ヒーローを職業とみなしたお仕事モノ。やけに熱い部分とサバサバした部分が同居した世界観がすごくいい。ギャグもキレている。

  • もうちょっと破壊的ギャグでもいいような気がする。
    おもしろいけどね!

    この人の場合、絵柄が古くてもそれすらギャグな感じがすごい。

  • みんな大好きヒーローマンガ。
    島本先生のマンガは、オタクから一般人まで、みんなが楽しめるマンガです。

  • 正義のヒーローも会社員だよ、という設定の物語。
    昨今こういうあるあるネタというか、これまで作られてきた定石が読者側の常識・知識として存在することを前提として、その裏目を描くお話が続くなー。

    この作品は、世間もヒーローがヒーローカンパニー所属であり、雇われ人である、ということをちゃんと認識してくれているのが心にやさしい。
    ここを表向きは秘密、にしてしまうと、ヒーローたちはがんばっているのに、民間人から見ると融通が利かないとかヒーローらしくないとか、文句を言われる可能性があるからねえ。


    それと、悪がきちんと分かりやすい悪事をしでかすのも、スカッとしていて読みやすい。
    この後も、ヘンに馴れ合わずに悪には厳しく、人々からは愛される方向が続いてくれるといいな~。

  •  昔,人を救うヒーローはボランティアか公務員でした。「ボランティア型ヒーロー」の代表が仮面ライダー。「公務員型ヒーロー」の代表がウルトラマン(正確には地球防衛軍)。とにかく,人助けは金にならない,金になってはいけないというのが,数十年来のヒーロー業界の伝統でした。
     しかし最近,この伝統が崩れつつあります。新たに登場した「企業型ヒーロー」は,地球防衛軍のような公的機関ではなく一企業がヒーローを雇用し,人助けを行うことによって利益を上げているという設定です。その典型例が「TIGER & BUNNY」で,登場するヒーローはスポンサーから資金援助を受けているため,スポンサー名がでかでかと書かれたヒーロースーツを着て戦っています。ヒーローが活躍するほどスポンサーにとっては宣伝になるので,広告料が入ってくる,という仕組みです。
     ところが先日,本屋の棚をなんとなく眺めていたら,すごいマンガを見つけてしまいました。それがこの『ヒーローカンパニー』です。
     この作品も「企業型ヒーロー」が主人公です。しかし「TIGER & BUNNY」よりもすごいのは,助けた相手から直接報酬を受け取るという仕組みで利益を上げていること。ちょっと装備のいい警備保障会社みたいなもんです。「TIGER & BUNNY」は企業型ヒーローとはいえ助けた相手から直接金を取るわけではなく,あくまでも広告収入を得るというある意味迂遠な仕組みで利益を得ており,この辺にまだ「人助けが金になってはいけない」という伝統の名残が見えるのですが,『ヒーローカンパニー』ではそれをもう一歩先へ進んで,完全な形の企業型ヒーローを描いてしまっています。極言すると「契約した人しか助けない」。すごすぎます。
     しかしそこは島本和彦,冷たい感じのヒーローものではありません。主人公アマノ・ギンガは「正義大好き」を公言するほどの熱血正義感。ヒーローカンパニーの入社試験に向かいますが,こんな日に限ってスリ,置き引き,痴漢,コンビニ強盗,武装銀行強盗などなどが行く手に立ちふさがり,正義感の強いギンガは見過ごすことができません。「たどり着けば合格」という入社試験に遅れずにたどり着けるのか?というのが第1巻の内容です。
     「正義より命令」──自分だけの薄っぺらい正義感をふりかざして力を行使する者は,ヒーローにはふさわしくない,というキバ部長の話にも一理ありますが,こういう会社でギンガは「正義」をどうとらえ直していくのかが気になります。

  • 島本和彦の最新作。漫画業界における炎尾燃とヒーロー業界におけるアマノギンガは、同じポジションなのかもしれない。いや、テキトーですハイ。

  • 島本和彦のヒーローものギャグマンガ。街の平和と人の命。そして会社の利益と自分の生活を守る。優良企業ヒーローカンパニーに入社した5人の若者を描く・・・って感じかな?
    ニヤニヤしつつ読めました。

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著者プロフィール

監訳を担当した島本和彦は、1973年に創刊された「月刊バスケットボール」の創刊編集者で、後に長く編集長を務めている。NBAのテレビ放映のはじまった1987年より解説を担当し、分かりやすく親しみやすい口調でNBAやバスケットボールの普及に貢献してきた。コービーの所属していたレイカーズの先代オーナー、ジェリー・バス氏とも親交が深く、歴代のエースたちへの取材も数多くこなしている。MJなきあとを支えたコービーにはルーキーの時から取材し、その身体的・精神的変化を細緻に見つめてきた。

「2019年 『KOBE BRYANT THE MAMBA MENTALITY HOW I PLAY』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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