怪盗ルパン伝 アバンチュリエ(5) 奇巌城・下 (ヒーローズコミックス)

  • 32人登録
  • 4.40評価
    • (2)
    • (3)
    • (0)
    • (0)
    • (0)
  • 4レビュー
  • 小学館クリエイティブ (2016年5月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784864684583

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

怪盗ルパン伝 アバンチュリエ(5) 奇巌城・下 (ヒーローズコミックス)の感想・レビュー・書評

  • 遂に大作『奇巌城』完結。やたらと単行本出るの遅いな…と思っていたら物凄い厚さに。

    連載中は兎に角推理が多いため、一月間が空いたりするとスジを忘れてしまい読みづらかったところがあったのですが、逆に単行本のイッキ読みのほうが話をとらえやすかったですな。

    ルパンとイジドール、ガニマールの、善悪や恩讐を超えた、特殊な関係を表す各人の表情が良い。しかしそれもあくまでルパンが主導権を握っている間であり、事態が彼の手を離れた時、「犯罪者」であるという現実が痛烈にルパンを打ちのめしているようにも思えます。(イブニング時代の最終話もそういった印象)

    作者の公開している年表からすると、これでもまだ原作の序盤も序盤の模様。まだまだこれからもこの新約アルセーヌルパンの物語を読み続けたいものです。

  • 奇巌城シリーズ上中下の最後の巻です。読後の感想は、「すごい」の一言に尽きます。今までルパンの活躍を追いかけてきて、上中巻でルパンの恋やボートルレ少年の活躍を描いて来てくれましたが、この結末は想像していませんでした。まず上巻から中巻にかけて、ボートルレ少年の素晴らしい推理力、そして愛らしい外見と見かけにそぐわない活動的な面に引きこまれます。そして我らがルパンが徐々に姿を現し、少年と私達読者を驚かせ、時にはおそろしくさえ思わせてくれるドキドキとワクワクをくれます。物語に引き込まれようと上中巻を読み返して一気読みしましたが、これはまとめて読むべき作品です!ルパンの素顔に迫る解決編ならではの興奮と同時に、ボートルレ少年と一緒に冒険をして、世界にのめり込んだひとときでした。

    ルブランの原作を読もう、ルパンの世界を知りたい、と感じる名作。おすすめします。
    次回作は813。もちろんこちらも、楽しみにしています。

  • 読み終わってしまった…
    5巻を読み終えてみると、3・4巻は前フリという感じ。
    正直なところ前2冊を読んだ時点では、「物議を醸す」とか「ルパンサーガの金字塔」といった評価がピンときていませんでした。
    下巻を読んで納得、というか ぇぇぇえええええ???!?!?? ですよ。

    もういきなり結末から書きますが、
    ショームズがボートルレくんとは(なんか君付けしてしまうw)違うルートからルパンを追い詰めたのも、
    ビクトワールを人質に取ったのも、
    サン・ヴェラン嬢がルパンを庇って死んでしまう展開すらも、
    「そこまで」は正直意外ではなかった。

    「そこで終わり」なのが本当に衝撃。

    前後しますがそれにしても、ルブランは最初の時点でどれくらい設定を練ってたんでしょうか。
    「フランス王家に伝わる莫大な財宝」自体は日本で言う徳川の埋蔵金みたいな、ある意味何とでもいじれるネタなのかもしれませんが、
    ルパンの活動範囲が空洞の針伝説の三角形とほぼ重なるというのは、ある程度最初から考えてないと作れない伏線じゃないかと。(それとも九州を根城にする窃盗団がいきなり東北には行かないだろう、ぐらいの話なのか?)
    またそれ以上に、「青年ルパン」が「超人的」な「怪盗ルパン」たりえる理由(或いは舞台裏)がちゃんとこれによって説明されたことにも驚きました。
    まぁこれは、謎は謎のまま神秘的な超人として存在してくれても、
    その方が魅力的っちゃ魅力的ではあるんですが、
    ボートルレくんが感服してるように、「素顔は普通」だからこそ、
    そんな人物が「怪盗」として暗躍(暗?)しているのが空恐ろしく、
    尚更常人ではないと痛感させられる気もする。

    さてしかしルパンは己を怪盗ルパンたらしめていた針岩を手放してしまったわけで、
    次からのシリーズでどうやって「復活」するのかも気になるところであります。

    (ところでボートルレくんが針岩を見つけるシーン、
    扉絵でなく話の途中の印象的な場面がカラー原稿になる演出って好きですが
    本誌掲載時にはどうだったんでしょう?)

  •  読後感をもう一度味わいたいがために、繰り返し読みたくなる作品というのがある。本作もそのような作品のひとつだ。期待していい。
     解釈・演出、どれをとっても素晴らしく、「子供のころワクワクしながら読み進めたあの感覚」を再度味わえる。
     もちろん、良しとする理由は懐古的な気持ちに浸れるから、というだけではない。なぜか同時に「新しさ」を感じるのだ。
     それは恐らく、森田氏流に再解釈されたキャラクターたちの演技に寄るのではないかと思う。「あの頃のストーリー、あの頃のキャラクター」というだけではない、氏の解釈によってキャラクターたちは「ルパン史」に再び生を受け、悩み、苦しみ、喜び、生きている。
     困った。非の打ちどころがないぞ。アラを探すために、あえて原作に再度手を出してみようか?(そう思わせるということは、やっぱり良い作品なのだ)
     早く次回作「813」が読みたくてたまらない。
     原作を予習をするべきか、それとも、まっさらな状態でマンガに挑むべきか!? とても迷う。

     森田氏版「ルパン」奇巌城編・全3巻、どのシーンをとっても濃厚なルパンの息づかいを感じる、最高の作品だ。
     「アバンチュリエ」はいいぞ……!

全4件中 1 - 4件を表示

森田崇の作品一覧

森田崇の作品ランキング・新刊情報

怪盗ルパン伝 アバンチュリエ(5) 奇巌城・下 (ヒーローズコミックス)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

怪盗ルパン伝 アバンチュリエ(5) 奇巌城・下 (ヒーローズコミックス)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

怪盗ルパン伝 アバンチュリエ(5) 奇巌城・下 (ヒーローズコミックス)を本棚に「積読」で登録しているひと

怪盗ルパン伝 アバンチュリエ(5) 奇巌城・下 (ヒーローズコミックス)はこんなマンガです

ツイートする