仮面ライダークウガ(7) (ヒーローズコミックス)

  • 小学館クリエイティブ
3.56
  • (2)
  • (2)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864685115

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 正直なとこ、迷った、この(7)の感想、書くかどうか
    そんな葛藤を抱かせるだけの、衝撃展開が、この(7)ではあった
    「クウガ」と「アギト」、テレビ本編を観ていても、観ていなくても、この漫画版は十分に楽しめるクオリティだ、その旨を以前、書いた
    それは間違っちゃいない
    ただ、テレビ本編を観ていたからこそ受け入れがたい展開ってのはある
    この(7)のどこが、私にとって抵抗を覚えるものだったか、そこはあえて書かない事にする。ここで書いてしまうと、(8)の感想が、今度こそ書けなくなってしまいそうなので、ご容赦頂きたい
    また、気になったのは、その点だけで、他の展開に関しちゃ、グッと来たのも事実だ
    やはり、五代雄介の復活劇には、胸が熱くなった。五代雄介の真っ直ぐさは、一度死んでも貫かれ、むしろ、気持ち良さを増したな、と感じる
    そんな五代雄介に負けないくらい、人間らしさを前面に押し出しているのが、駿河徹也だろう。自分の欲望を満たす為なら、手段は択ばず、あらゆるものを躊躇いなく利用できる。この歪んだ強さは、人間そのものだ
    果たして、彼のどす黒い目論見は成功してしまうのか。それとも、津上翔一は彼の束縛を元の強さで引き千切り、受け継いだ力を自分が正しいと信じる行為の為に使えるのか
    ついに、「ゴ」の面々も動き出し、戦いの激しさは増していく・・・
    次巻で気になるのは、津上翔一もだが、仮面ライダークウガが新たな姿に変身するか、だな。強力な爆発能力を持つ墨を武器とする、メ・ギイガ・ギはテレビ本編だと、頑健なタイタンフォームで撃破していた。漫画版では、どう対処するんだろう
    この(7)で最もグッと来た回は、当然、EPISODE.28「信頼」だ。死の淵から舞い戻った仮面ライダークウガが、強さを増したギノガを倒すシーンは、最高だった。そこも推すポイントなのだが、バルバの義理堅さにもキュンと来た
    この台詞を引用に選んだのは、五代雄介の強さが凝縮してるな、と思ったので。人によっちゃ薄っぺらい、と感じるかもしれないけど、これまで、彼の戦いや日常を見てきて、なおかつ、こんな笑顔で言われたら、グッと来ちゃう

著者プロフィール

石ノ森章太郎

一九三八年(昭和一三)、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ009』(講談社児童まんが賞)、『佐武と市捕物控』(小学館漫画賞)、『マンガ日本経済入門』、『マンガ日本の歴史』全五五巻(アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞)、『マンガ日本の古典1 古事記』など多数。一九九八年(平成一○)一月死去。

「2022年 『文庫 新装版 マンガ日本の歴史 全27巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石ノ森章太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×