知ったら戦慄する 嘘だらけ世界経済 今この世界を動かしてる《超》秘密

  • ヒカルランド
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864713078

作品紹介・あらすじ

本書で語られるのはアベドロボノミクスと世界寡頭経済の重大なリンクです!日本人が汗水たらして稼いだお金がどういうシステムで吸い上げられているのかすべての日本人が知って変えていくべき重大な事実について情報を提供しています。世界で一番「金」を持っているのは誰か。世界で一番「権力」を持っているのは誰か。二人のジャーナリストが掴んだ「人類最大級の秘密」をぶちまける!

感想・レビュー・書評

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  • 最近は本にする内容が過激になってきているので少々食傷気味な感はありますが、この本の著者である、ベンジャミン氏がフォーブス誌の編集局長だった時代から、かれこれ20年近く読み続けているので、今回も手に取りました。

    彼曰く、体を張って情報を確認してそれを本にしているので、そのような努力の結晶を本代を払うだけで見ることができるのは、ある意味贅沢なのかもしれません。中国の株価指数が乱高下していますが、中国だけが問題なのではなく、世界中の経済が異常な状態になっているのは薄々わかります。

    人によっては日本だけは大丈夫と言っていますが、多かれ少なかれ、資本主義体制を取っていて、私達がよく目にする経済指標において上位にある国は同じ状況にあると思います。

    日本は火山帯の上にあるので、金(ゴールド)がたくさん産出される等、面白い意見もこの本に出てきましたが、日本の経済がこの本の通りになるかどうかまでは、私が生きている間に見極めができそうなので楽しみが増えました。

    以下は気になったポイントです。

    ・日本の株が上がったように見えるのは、日銀がお金を刷って市場に流しているから(p30)

    ・代行返上という意味不明なルール変更で、全ての銀行が持っている銀行株を売ったため、銀行株が安くなった(p31)

    ・アメリカの要請で、北海道拓殖銀行が倒産させられたことにより、北海道で1万社以上の企業が倒産、そして他の都市銀行が貸したお金が不良債権になり、自己資本比率が8%を割った(p39)

    ・ギリシアが3000億ドルの借金をしているが、それがデフォルトすると、その上に550兆ドルという天文学的なものがおかしくなる(p52)

    ・シティバンクが日本から撤退して11月から三井住友になる、ロックフェラー石油大手も撤退している(p59)

    ・アメリカは3月に不渡りを出して経済はどん底、ウクライナの政策を変えないとお金を貸さないと中国に言われて、ケリー国務長官がロシアにいって、ウクライナ政策を方向転換をした、つまりロシアは正しいとした(p61)

    ・今まで作られたドルの9割は海外にある、5000億ドルの赤字が30年間続いているため。ドルがほぼ金と連動している、他の通貨は金に対して下がっている。だから中国人が金を使ってドルを金本位制にして、人民元とくっつけたという、発表されていない事実がある(p75)

    ・日本銀行が国有化されたら、まず日本の1000兆円と言われる借金がゼロになる、政府紙幣を発行して債券をゴミ箱に入れればよい(p78)

    ・1938年に7隻のアメリカ軍艦が金を中国からアメリカに運んだ、そのときに中国に何兆ドルと書いた証券を渡した、溥儀の子孫が裁判を起こして、ブッシュやJPモルガンが負けて、それを返す期日は、2001年9月12日(p82)

    ・韓国のセウォル号が沈没したが、その中に50トンの金塊があって、日本(日銀、三菱マテリアル、田中貴金属等)が買う予定だった(p89)

    ・1776年に独立したアメリカ共和国が破たんして、1871年にその株式会社(株式会社アメリカ、ワシントンDCにある)に乗っ取られた(p90)

    ・世界銀行からIMFにおカネが流れて、日本銀行、そして1番が三井住友、サブが三菱東京UFJに流れる(p132)

    ・菱刈金鉱山は世界最大規模の鉱山で、今でのあそこにどの程度あるかは秘密にされている。本当の所有者は天皇(p151)

    ・米国ダウ平均が上がっているのは空売りのせい、実物通商は減っている。お金を持っている人達は市場から逃げている。アメリカ株の実体経済との乖離は、80兆ドル(p163、208)

    ・ヨーロッパが金と銀を輸出して、絹・スパイス・焼き物を輸入していた長い歴史があり、アジアには今まで埋蔵された金の85%がある。それを取り返す計画として、日本を軍事基地として作り上げて、日本軍を使って中国の金を奪いとる計画が明治維新前から作られた(p184)

    ・アメリカのインフレ率は計算方法等を変えた、1)品目を入れ替えてインフレ率を低くする、2)食料とエネルギーを除いた、失業率も計算方法を変えた(p211)

    ・中国の貨物船の運賃指数は、2015年から激減、これはほとんどタダでモノを運んでくる、中国の港から出る物の輸送コストのみ。中国は輸出が止まっている(p211)

    ・ねつ造できない、エネルギー(年間発電量)を見ると、大不況を超えた大不況が起きているのが事実(p216)

    ・金が値下がりした後に、日経平均が上がる現象が見られる、2012年以降。これは、誰かが金を売って、日本の株を買っている事になる(p218)

    ・マグマが実は金鉱脈を作っている、金鉱脈の製造装置である(p223)

    ・ウクライナとイエメンで、ハザールマフィアにより原子爆弾(中性子爆弾)が使われた(p266)

    2015年10月4日作成

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著者プロフィール

1961年カナダ生まれ。ジャーナリスト。上智大学比較文学科を経て、カナダのブリティシュ・コロンビア大学卒業。米経済紙『フォーブス』の元アジア太平洋支局長。著書に、『日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日』(光文社)、『メルトダウンする世界経済』『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』シリーズ(イースト・プレス)、『分断される世界経済』『戦時体制に突入した世界経済』(清談社Publico)、『一神教の終わり』(秀和システム)、『破滅する世界経済と日本の危機』(かや書房)など多数。

「2023年 『ディストピア化する世界経済』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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