魔術士オーフェンはぐれ旅 魔術学校攻防【通常版】

著者 :
  • ティー・オーエンタテインメント
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864720427

作品紹介・あらすじ

革命支援組織"リベレーター"の襲来により、原大陸のパワーバランスは崩れた。各地で後手に回り、中立であるはずの市民も暴徒と化した結果、魔術戦士たちは"スウェーデンボリー魔術学校"へと追い詰められてしまう。ベイジットの情報を求めて旅するマヨールは、魔術戦士たちと合流。そこで、"戦術騎士団"団長エドとラチェットによる"魔王"オーフェンの救出計画を知る。しかし、作戦決行の直前、魔術学校に"ガンズ・オブ・リベラル"から新たな刺客が送り込まれ大規模な戦闘が始まってしまった。民間人や一般生徒をも巻き込み、誰もが救いを求める混乱の中、ついに拘束されていたオーフェンが立ち上がる。永き平穏と闘争の果てに辿り着いた、決断の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 2017.05.15

  • 話が大きく動いているのに、全部短編に持っていかれた話。
    あの世界においてキースの偉大さが良くわかる。
    本編はとうとう戦闘になったが、ある意味新鮮だったのがオーフェンの物語において魔術師と人間という対立を初めて提示した所だろう。
    いくつかそういうシーンがあったのは事実だが、明確な組織対立いやこの場合は人種対立に踏み込んだ以上間違いなくろくな終り方はしない。
    そんな先の暗さを感じていたらキースである。
    口直しは大事だけど、おかげで色々ぶっ飛んでくれたあたり、あのキャラは偉大である。
    現実に居たら絶対近寄りたくないが。 

  • オーフェンシリーズって、世界の創造者が世界を滅ぼそうとするのに、抗うみたいな話だっけ?昔のシリーズをリアルタイムで読んでいたけど、断片的な場面しか覚えてない。読み直そう。

    ラチェットは、アザリーに似たのかもしれないな。

    プレオーフェンシリーズだけを楽しみに読んでいた無謀編も、ちゃんと伏線だったんだ!お母さんになったコギーかっこいい。そして、キース…。本当に死んでいるの?あのいつもの執事の格好で、ある日突然、オーフェンの部屋の天井から逆さ吊りになっててもおかしくなさそう。

    今はボルカノ兄弟はどうしているんだろ。生きているのかな。
    あとがきの感じだと、普通に元気っぽい。土人族の歴史が超ヘビーだった。

    こどもがちゃんとこどもで、大人がちゃんと大人してる話って、やっぱり、すごく読んでてほっとする。

  • 魔術学校攻防。
    今回は学校を主な舞台にラチェット周りが活躍。
    父さんすごい好かれてるんだなー。
    マヨベジ兄妹はほんとに仲のいい兄妹にしか思えないのになぁ。
    前の時に、次はレキだぁとか思ってたらほんとに普通に名前出てきたな。
    安定の可愛さ!

    エド・サンクタムの生活。
    てっきりエドとマキのお話かと思いきや、ラチェ周りとのお話だった。
    普通に子供たちとしゃべる姿は新鮮。相槌とフォローと励ましに笑った。
    キース・・・。

  • 2012 12/10読了。WonderGooで購入。
    ずっと積読だったオーフェンの新シリーズ新刊(ってもうそろそろ次巻出るけど)。
    オーフェンたちが隠し続けてきた秘密が明らかになったことでラポワント市民は魔術学校に反発、周囲をとりかこむ。
    さらに魔術学校の中でも騎士団とそれ以外の間でギスギスした空気が流れる中で、残っている騎士団+ラチェットたち若い世代、マヨールたち「牙の塔」組が結束してことにあたる。
    さらにオーフェンが大統領府の手引きで拘束から放たれて・・・。

    ・・・っていうシリアスな本編の展開と、巻末収録のキースの置き土産(?)をめぐる話のどうしようもなさがいい感じにギャップになっていて、おおオーフェンだ、という感じ。
    ギャグ路線の中でもなんかオーフェン無謀編とかって他にないテイストがあるよな・・・なんなんだろう、登場人物たちの諦め・・・?

  • エド×ロッティーシャ公式キター♪───O(≧∇≦)O────♪
    ぼぼ考えてた通りの感じだったので、満足w

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。1991年『ひとつ火の粉の雪の中』でファンタジア長編小説大賞準入選を受賞し、作家デビュー。「魔術士オーフェン」シリーズが累計1000万部を超える大ヒットとなり、ライトノベル作家として活躍を続ける。一方、一般文芸、アニメノベライズ、PCゲームの脚本などにも活動の場を広げている。その他の著書に『機械の仮病』『虐殺機イクシアント』「巡ル結魂者」シリーズなどがある。

「2017年 『攻殻機動隊小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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