躾けられたい (TO文庫)

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著者 : 大石圭
  • ティー・オーエンタテインメント (2013年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864721226

躾けられたい (TO文庫)の感想・レビュー・書評

  •  女子大生が、オッサンにいいようにされてMになってしまう話。
     
     と、書くと身も蓋もないが、本当にそうなんだものww
     
     とはいえ、間に彼女の生い立ちをはさみこむことで、人の<業>はどこからくるのか、なにから発生するのか、みたいなことを考えさせれるから、さすがに大石圭なのである。
     が、最近ステレオ化が激しいのはいなめないですよ。やれやれ。

     結局、自我に乏しいうえに、その自覚がないものが、こういう罠に落ちてしまうんだろうな。
     欲と愛情は違うのに、求められていることでそれが愛だと思いこんでしまう。その精神の未熟さにつけこまれたのに、多分彼女は一生それがわからないままなのだろう。

     一応、美しく終わってるんだけど、それがさらにやるせない気持ちにさせるのである。

  • 「女性の独白」というようなスタイルで綴られた、甘美でもあり、切なくもある物語だ。

    琴音がどうなるのか?白石との関係の行方は?ページを繰り始めると「次?」と気になって、停まらなくなってしまう…

  • SMを描いた作品だが、あまりにも薄い。団鬼六先生の作品などに比べて、全然物足りない。近年の作品で言えばサタミシュウさんの『私の奴隷になりなさい』シリーズの方が秀逸。驚きのない普通の展開だし、SMに焦らしの描写がないのはいかがなものか。ヒロインに「ためらい」と「恥じらい」が足りない。ヒロインにマゾヒスト気質があるという背景描写はあるが、それにしても、実際にそういうことをされる場面ではもっと抵抗してもらわないと、読んでいて面白く感じない。

    また、男性の病の設定には白けてしまった。「読者を泣かせよう」という意図が見え見えの作品、特に不治の病が絡む話(セカチューとか)が個人的に嫌いということもあるし、不倫の官能小説なのに無理矢理美談に仕立てているように感じてしまう。もっとひたすらエロティックで最低な話でいいのに。「奥さんと別れて私と結婚して」と発言する場面は一体何なのだ。全然性奴隷らしくないと思う。

    それからもうひとつ。主人公が親に虐待されていたという設定は必要ないのでは?親に虐待されたことで被虐性に目覚める(とは書いてないけどそう読めた)って、ものすごい偏見だし、よろしくないと思う。

    まあ所詮官能小説なのでそんな些細なことを気にしても仕方ないのかもしれませんけどね。妻子もちでもうすぐ死ぬくせに避妊もせずに、妊娠したらどうする気だったのかとか、そういう部分に意識が行ってしまう。

  • この作者の作品はエロチックな要素が含まれていることが多いけど、この作品はよりストレートにエロが主題になっている感じ。しかしエロ以外のプラスアルファが足りないように感じられて微妙だった。

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躾けられたい (TO文庫)の作品紹介

勤勉な女子大生・琴音が見つけたアルバイトは、青年実業家・白石周平の秘書だった。それまで化粧気もなく恋愛経験もなかった琴音は、周平の悪戯っ子のような笑みに惹かれ、「特別な関係」へと堕ちていく。そして、ある夜誘われたホテルの一室で彼女を待ち受けていたのは、目眩い快楽の世界だった。周平は琴音が隠し持っていた「もうひとりの淫乱なわたし」を暴き、犯し、解放していく。激しい欲望と純粋な愛情に溢れる、痛く切ない主従関係ラブストーリー。

躾けられたい (TO文庫)はこんな本です

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