あたまがふくしまちゃん

  • ティー・オーエンタテインメント
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本棚登録 : 41
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864721486

作品紹介・あらすじ

ひとりじゃないよ、いつだって。子どもに伝えたい、思いやりと、助け合いの大切さ。ふくしまのことが大好きなはずかしがり屋の女の子。みんなと仲よくなるためによろこぶことをしてみると…。

感想・レビュー・書評

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  • 福島のことが大好きな女の子ふくしまちゃん。
    福島のことばっかり考えているうちに頭の形が福島県になってしまった。
    あたまがふくしまちゃんの通う日本幼稚園には、他の頭の形の子がいっぱい。
    あたまがとうきょうちゃん、あたまがおおさかちゃん…。
    みんなをまとめるのはほっかいどうあたま先生。
    みんなのお弁当はそれぞれの県の名物。
    あたまがふくしまちゃんのお弁当は大好きないかにんじん。
    みんながお弁当の中身を交換して食べている中、いかにんじんは食べたくないと嫌われてしまう。
    自分も嫌われてしまったのではないかと思い出すあたまがふくしまちゃん。
    そう思うと誰とも仲良く出来そうにない。
    そんな様子を見たほっかいどうあたま先生は、困っている人を助けるようなことをするといい、とアドバイスをしてくれる。
    カブトムシを飛ばしたり、東京タワーに乗って降りれなくなった子を助けたり…。
    そうしているうちにみんなもだんだんいい気持ちになって合体。
    日本列島の形になる。
    今なら一緒にあそぼ、と言えそうな気がするので、言ってみるとみんなも、いいよ、と。
    あたまがふくしまちゃんはみんなの輪に戻れるのだった。

    都道府県の髪型をした子供たち。
    北海道はどんなのかな、と思ったら先生だった。

    その土地の名物がたくさん出て来て楽しめる。
    名物って他の土地の人からするとおかしなものもあるような。
    この絵本の場合は風評被害も風刺しているのだろうか。

    ゆるキャラとして考え出されてもので、本やグッズの売り上げは全て寄付されるとか。
    立体化が難しそうな頭…。

  • 福島に子どもが遊べるスペースをつくるために作った
    「あたまがふくしまちゃん」
    このキャラクターを主人公にした絵本。

    全国の都道府県の形のキャラクターが出てきて、
    名産品を「お弁当」という形で紹介していて、
    ちょっと地理の勉強にもなるかな?

    あとがきにあるように、
    キャラクター先行で作者が苦しんでいる跡があります。

  • しんかんくんシリーズを読んでいるので同じ作者の本を借りてみました。
    大震災の応援のために福島県の特徴がわかってとても良かったです。
    都道府県の頭をした生徒がいっぱい出て都道府県の勉強にもなるのでとても良かったです。
    ただ3歳と5歳の子供にはまだ早かったかなと思います。
    小学生になればとても勉強になっていいかなと思います。

  • 福島県も 他の都道府県も みんな仲良くして 元気なニッポンに!!

  • よくこんな絵本が描けるよな、と感心します。
    発想がスゴイ!
    そして、福島チョイスがスゴイ!

  • 絵の仕掛けがまた可愛いんです。本当芸が細かい!あったかい気持ちになりました。読み聞かせしたあと、子どもたちは絵の仕掛けを探すのを楽しんでいました。

  • 勤務先の保育園での読み聞かせ。

    福島県のことが大好きすぎて 頭の形が福島県になっちゃった日本の幼稚園に通う5歳の女の子が主人公。
    ふくしまちゃんは幼稚園のみんなと仲良くなりたいのに上手にお話できなくてひとりぼっちになっちゃった。
    「みんなのせいだ~」と泣くふくしまちゃんに
    先生がいいこと教えてくれたよ。
    求めるばかりじゃだめだね^^

    先生やクラスメイトの頭も全部都道府県。
    Aくんのおばあちゃんちがあるのは○○県。
    このまえBちゃんが旅行でいったのは○○県。
    こうやって探しながら絵をいっしょに楽しみました。

    ほとんどの件が~ちゃん、~くんとついているのに
    保育園のある愛知県は「あいちざる」。
    なんでだとおもう?とといかけてみると「ニホンザル」がいるからじゃない?
    なるほど 犬山モンキーパークね^^
    5歳児おそるべし^^


    あたまがふくしまちゃんは、作家ののぶみさんが
    『放射能の不安と向き合いながら暮らしている人たちを元気にしたい!』という気持ちから生まれた復興チャリティーアイドル(ゆるキャラ)です。

    グッズ等の売り上げは福島の子どもたちのために使われています。
    ふくしまちゃんの活躍を応援します^^

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著者プロフィール

1978年、東京都生まれ。絵本作家。「ぼく、仮面ライダーになる!」シリーズ(講談社)や、「しんかんくん」シリーズ(あかね書房ほか160冊以上の絵本作品を発表。NHK「おかあさんといっしょ」で、「よわむしモンスターズ」を制作。NHK「みいつけた!」では「おててえほん」のアニメーションを担当するなど、幅広く活躍している。
東日本大震災でのボランティア活動をもとに書いたエッセイ・コミック『上を向いて歩こう!』(講談社)は、森川ジョージによるリメイク版が生まれるなど、話題を呼ぶ。福島応援キャラクター「あたまがふくしまちゃん」を制作。Twitter, Facebook,を通じて、ファンとの交流や情報発信を積極的に行っている。

「2016年 『ママがおばけになっちゃった! スペシャルシールブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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