【小説10巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女3」

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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864725620

作品紹介・あらすじ

冬の気配が近付く中、神殿長のローゼマインは城と神殿を行き来する、慌しい毎日を送っていた。社交界での交遊に、洗礼式や奉納式等への参加。識字率の向上を目指した、貴族院入学前の子供の指導、さらには成績不振な護衛騎士の教育まで、一年前とは比較にならないほど忙しい。貴族間でも神殿内でも影響力は高まっていく。一方で、グーテンベルクの職人と印刷機の改良に挑んだり、城で絵本を販売したり、本への愛情は強まるばかり。そんなローゼマインの内なる魔力もますます強力に!周囲の注目を集める中、騎士団と共に冬の主の討伐を行い、春の祈念式では新たな素材を採集するのだった。戦いと幻想の冬を越えて、「エーレンフェストの聖女」が高く舞い上がるビブリア・ファンタジー激闘の章!大増書き下ろし番外編2本+椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。やっぱりアクションがあるとテンポよくなるねぇ。
    印刷機の件も面白かったが、なんちゅうても素材集め。
    冬のバトルもよかったが、春の蜜あつめも面白かった。
    ハッセも一件落着。
    アンゲリカの落第回避作戦

  • 素材採集などの外出はあるものの、守られている状態で、比較的波乱は少なめ。

    楽しかったのは、フェシュピール演奏会の会計報告。
    こういうユーモアのある小ネタは、ちょこちょこ欲しい。

    向上心や使命感のある人間が多い中、アンゲリカは新しいタイプで新鮮。
    しかも、勉強できないレベルが想像を超えていて、わらった。

    巻末の4コマ漫画も、たのしい。
    もっとたくさん読みたいくらい。

  • ハッセの最終審判が下って、ローザマインな聖女っぷりと貴族の怖さを農民たちに叩き込むことに成功したんだけど、マインの後味の悪さを祓うのはやっぱり家族の愛情なんだな、、、と。ギュンター、いいわー。
    マインの素材採集もいい感じだし、子供部屋での学習も捗り、なんだかとっても順調。
    貴族院の生活が楽しそうで、早く入学してほしい。

  • ローゼマイン、順調に素材採集しつつ、冬のお披露目会でやらかし、識字率アップのため子の親に教材を売る。

    慈悲深い聖女伝説の実績を着々と積み上げるローゼマイン。(本人は内心悶絶)
    冬のお披露目で一人だけ別次元のレベルの曲と祝福を披露し、貴族たちをざわつかせ、カルタや絵本で入学前の子供たちの学習力アップ&教材販売で収入アップ。

    工房では新しく木工工房のインゴがグーテンベルクに仲間入り。
    神官長の熱血後進教育が進み中、フリッツやザームも側仕えとなることが決まった。

    また、護衛騎士アンゲリカの座学壊滅問題から、「アンゲリカの成績を上げ隊」が結成され、ご褒美目当てに護衛騎士一丸となって補講テスト合格を目指す。

    もうホント働きすぎだよローゼマイン。

    ハッセの町長一派の処分が決まり、現代の倫理観が抜けないローゼマインは、聖女として慈悲の言葉をかけ処刑を見届けたものの、あまりにも命が軽く扱われる様子に堪えられなくなってしまう。
    様子のおかしいローゼマインの様子を見て、いてもたってもいられないギュンターが危険を冒してマントを手渡す姿に、家族を想う気持ちに触れて復活するローゼマイン。

    復活はや!と思ったけど、もともと切り替えが早い性格だし、こちらの世界の常識が飲み込めたわけではないけど、それだけではない、と下町の家族のおかげでバランスが取れたのが良かったのだろう。

    薬の素材も半分集まって、次巻へ進む。

  • 小神殿に攻撃を仕掛けた「ハッセ」の街をめぐる処分が決着します。
    現代人としての常識や倫理観を持つローゼマインにとっては厳しい試練でしたが、一歩ずつ貴族としての生き方を身につけてゆく(呑み込んでゆく)彼女の姿は、シリーズ開始当初の自信の情熱にまっしぐら、という雰囲気が上手く隠されるようになってきていて、改めて成長を感じさせます。

    神殿長としての職務も少しずつ板についてきましたし、これからは義兄や同年代の子どもとのかかわりも増えてくるのでしょうか。彼女の「経営者」「発明家」としての活躍だけでなく「教育者」としてどのような手腕をふるってくれるのか、というところにも期待が高まります。

  • 今回も安定の面白さでした。主人公が強くなってくると、普通、どうせ勝つんでしょ?とかおかしいくらいの強い敵現れたりとかパターン化するものだけど、マインの虚弱と、とにかく本好きという二点が魔力や知能の突出に歯止めかけていて、そのバランスが素晴らしいです。貴族になってからは登場人物の名前の長さや数が増え、そこがすぐ忘れる私には辛い展開になっているものの、今は連続で読めているのでなんとかなってるかな…。
    今回は洗礼を終えた年の子ども達が沢山登場しましたが、身分の低いフィリーネがこれから貴族院に向けて成長する際の友達になっていくのかな。

  • 第3部、5冊セットの3冊目。
    一冊づつ読み進めると、別に❓️ってなるのかもしれんが、
    俺、セットで買っちまったから、一気読みしてんのよ(笑)

    もうね。やばい。一気読みすると更にヤバいね❓️
    本好きの下克上、中毒性高し。

    ネタバレになるから、細かな事は書かないけど( ̄∀ ̄;)ゞ

    こんなに面白いって感じた本は今まで無いね。
    読んでて楽しくて仕方がないもの(笑)
    この続きを読むと言うだけで、今日1日が楽しい❗

    作中で毎回、マインと関わる登場人物達が、
    マインに翻弄されて、振り回されて毎回、
    やれやれ・・ってなるんだけど(笑)

    だけど、みんなそんなマインの事が目が離せなくて、
    みんなマインを慕っていくようになる。

    読んでる側も一緒。読み進めるにつれ、
    夢中になる。虜になる。完全にハマってしまう(笑)

    ラノベは好き嫌いあるし、好みは人それぞれあるから、
    十人十色の評価に分かれるだろうけどね~❓️

    俺は、めっちゃハマりすぎて、
    間違いないなくこのシリーズ全巻コンプリだわ(笑)

  • ランプレヒト視点のSS
    領主一族の次期アウブを狙う側近の一般的な考えが描かれている
    子供は側近の傀儡のようなものだろうか?
    と思ったものの、ヴィルフリートはヴェローニカに育てられたからですかね?
    これが領主一族と側近の一般的な関係性なのか判断がつかないなぁ



    ハッセの処分
    まぁ、貴族の常識を知っているけれども、やはりローゼマインと同じように感じてしまいますね

    そしてその後のギュンターのマントのやりとり
    フェルディナンド様の優しさが見える
    「記憶」では描かれていないけど、このシーンもフェルディナンドとしてはマインの家族の絆を感じたシーンだと思う


    ライレーネの蜜の特徴から、魔力で植物を育てることに興味を持ったフェルディナンド様
    魔木栽培計画とか、十年計画とか、魔力と引き換えに図書館をくださいとか
    伏線ーーー!!

  • 【2024-028-1685】図書館より。

  • 神殿長かつ領主の養女の幼女ローゼマインは忙しい
    城と神殿で怒涛の仕事をこなす、社交界(未知)で
    の交遊、本来の洗礼式・奉納式等を行い、子供部屋
    で貴族院入学前の冬期講習、護衛騎士落第防止教育
    教育で関わる相手が増えて、城内・神殿内の影響力
    爆上がり・・・アンゲリカが馬鹿すぎて愛される
    冬の主の討伐とかファンタジー事も段々増えてきて
    面白くなってきた

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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