地域社会圏主義

  • LIXIL出版
3.86
  • (2)
  • (3)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 59
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864803007

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 素晴らしい構想。共鳴共感。
    将来、里山に隣接した土地で、地域社会圏な住まい方を目指したい。

  • 普段の生活について考えさせられる一冊。私たちに居場所はあるのか?何処にいてもなんだか落ち着かない。誰でもホッと一息できる空間を欲していると思う。理想郷のようにも思える部分もあるけども、決して実現不可能なことではないと感じる。

  • 【メモ】
    住宅の供給の仕組みを考え直す。それがいまの日本の閉塞状況を打開するために考えられなくてはならない問題なのである。住宅こそが問題なのである。
    「一住宅=一家族」を唯一のモデルとして、プライバシーとセキュリティを守ることを原則にしてきた住宅供給の仕組みは、それがそのままパッケージ商品のような「持ち家」につながっていった。それがあまりにも巧みに誘導されてきたので、私たちはいま「一住宅=一家族」モデルの破綻、あるいは「持ち家制度」の破綻に気がついていない。でももはや限界だと思う。
    私たちは「地域社会圏」という新しいモデルを提案したいと思う。「地域社会圏」は「一住宅=一家族」というモデルに替わる全く新しい生活のし方の提案である。

    云々。。

    【感想】
    「社会生活圏」モデルに初めて触れたが、リアリティがあり、希望の持てる話だと思った。
    500人程度を一つの単位とする、この「社会生活圏」モデルは、地域の状況に応じてフレキシブルに対応できそうだし、超高齢社会に入る我が国にとっては、ひとつの解決方法となりえるのではないか。
    気になるのは、プライベートとセキュリティのバランスのところで、やっぱり人と関わるのは苦手とか煩わしいという人をどう包摂するのかという部分。
    今後の動きに注目。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

横浜国立大学大学院 工学研究院

「2010年 『未来コンパス 13歳からの大学授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本理顕の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×