みすず書房旧社屋 (SERIE BIBLIOTHECA)

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著者 : 潮田登久子
  • 幻戯書房 (2016年10月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864881098

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みすず書房旧社屋 (SERIE BIBLIOTHECA)の感想・レビュー・書評

  • 白く上品ですっきりとした装丁。みすず書房の本といえばまずそのようなイメージが浮かびます。
    神谷美恵子さんの著書をはじめ、特に大学時代に手にした本の多くがみすず書房の本だったと記憶しています。あの本達はここで作られていたのか…と感慨深く読みました。
    雑然とした部屋から伝わる作り手の熱量(と酒量)、積み重ねられた本達の放つ社史の重み、潮田さんは丁寧に切りとっています。これだけの資料がどうやってあんなに小さな社屋に納められていたんでしょうか。建物のぎゅうぎゅうきしむ音が聞こえそうなほどぎっしりの本。そして古びたドアをおさえているのもまた本(日本紳士録、という気になるタイトル)、というのも面白いです。
    各章のエッセイも興味深く、特に岡本敏子さんとの運命的なエピソードが印象に残りました。

  • 写真家の著者、潮田登久子さんが1995年から撮りためた、本と本の置かれている環境を主題にした写真をまとめた中の1冊。

    「みすず書房の旧社屋」(本書)の他「先生のアトリエ」「本の主題」の3つの主題にまとめ、「本の景色/BIBLIOTHECAシリーズ」として発刊した。
    モノクロの写真が、多くを語る。

    写真集の合間にはみすず書房を愛する人たちの寄稿による構成。静かな中にぬくもりを感じ、大事に丁寧に時間を忘れて、眺めていたくなる。

    旧社屋の匂いとか、紙のほこりとか、たばこの煙とか、人の笑いとか息遣いとか。
    時計の針の音とか。。。"情愛"が伝わって実感して、重みを感じる。

  • 7年余り、学術書専門書をよく扱っていたので、
    みすず書房さんのご本は時折目にしていました。
    装丁が統一されていて、それはすっきりとしていて美しく、裏表紙から見ても「あ、みすず書房さんのご本だな」って分かりました。
    そのご本の数々が、言っちゃぁなんですがこのかなり年季の入った仕舞屋のような建物で生み出されてたなんて、衝撃でした(私が働いていた当時は既に新社屋だったでしょうが、既刊本はこの当時のものもあったのではないかと)。
    実際に私の読書の傾向と、みすず書房さんが今後も交わるかは分かりませんが、いつまでも良書を作っていて欲しいなと思います。

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