アップルターンオーバーは忘れない (ヴィレッジブックス F フ 2-14)
- ヴィレッジブックス (2012年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864910170
感想・レビュー・書評
-
お菓子探偵ハンナのシリーズ13作目。
好感の持てるシリーズです。
今回はある異変が‥?!
6月、故郷のレイク・エデンでクッキー店を経営するハンナは、今日も大忙し。
町長夫人のチャリティ・パーティーに大量のクッキーを届けたり。
歯科医でBFのノーマンが出張したので、愛猫を預かったり。
またしてもマジック・ショーの助手をする羽目になったり。
何よりも困っているのは、かっての恋人ラムジーが、客員教授となってやって来て、ハンナの末妹ミシェルに接近していること。
最初はハンナを覚えてもいない様子だったラムジーが、ひそかに迫って来て‥?
ともに捜査をする間、もう一人のBFマイクとの仲がやや進展。こちらはもう終わりかけたかと思わせておいて、いや~まだまだ?
ノーマンの様子がおかしく、最後に爆弾発言が‥!
いきいきしたユーモラスな描写とにぎやかな登場人物、親切で気取らないハンナの人柄で、楽しく読ませます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハンナさんは男性三人も生殺しにしてるのに、全員失いたくないとはなんと贅沢な。
-
もうコージーミステリから足を洗おう?と思っているのだけれど、このシリーズはやめられない感じ。すっごくおもしろいってわけでもないし、毎回おんなじような話だって気がするんだけど、しかも、クッキー食べる場面が増えてレシピも増えてる気がするんだけど、それでも読んでてここちいいのはなんでなんだろうか。やっぱり語り口のよさなのかな。コージーらしく、町の個性的ないろんな人が出てくるけれど、くどくないし、したがって全体の長さもちょうどいい感じ。
あと、話の続け方がうまいよな、と。次作がものすごく気になるようになってて、しかもそれがわざとらしくなくて。というわけで、次作も読みます。
アップルターンオーバーって、つまりは、三角形のアップルパイのことだったんだと知る。