現代ミステリ傑作選 18の罪 (ヴィレッジブックス)

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制作 : 田口俊樹  加賀山卓朗 
  • ヴィレッジブックス (2012年11月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864910255

現代ミステリ傑作選 18の罪 (ヴィレッジブックス)の感想・レビュー・書評

  • 海外作家によるアンソロもの。メンバーは豪華。ついでに言えば訳者も豪華。

    ショートショートから短編まで、さくっと読めるボリュームが並ぶ。邦題に“罪”とあるが、そういうテーマで編集してあるのかな。皮肉なオチからブラックまで、バッドエンディングな作品が多い。可もなく不可もなく、どちらかと言うと微妙な感じ。

  • 『ブルース・イン・ザ・カブール・ナイト』と『殺しをやってた』が好み。知らん作家を知るにはいい。
    結構豪華なメンツやな。

  • 作家も翻訳家も有名どころがそろった豪華なアンソロジー。
    ディーヴァーにやられました。コナリーもさすがだった。地味だけどパトリシア・アボットの「救い」とかも。
    ただ、いきなりパラノーマル風味のがあったりして、振れ幅は大きいかも。ジョイス・キャロル・オーツがえぐくてびっくり。
    でも全体として見たらしっかり楽しめるので、ミステリファンはもちろん、海外ミステリになじみのうすい人にもおすすめ。いいショーケースであると思う。

  •  
     ローレンス・ブロック、ジェフリー・ディーヴァー、などの短編18作。
     アンソロジーの魅力は、新しい作家の出会いなんだけど…。
     
     ローレンス・ブロック&ジェフリー・ディーヴァーが圧巻すぎたかも。
     いや、どれもすごく面白かったんだけど、それでもね。

     思えば、ローレンス・ブロックを最初に読んだのは「おかしなことを聞くね」って、短編集だった。
     そのせいかもしれない。
     「純白の美少女」は、「おかしなことを聞くね」に通じるものがあった。なんで、無駄に評価がたかいかも。

     にしても、アメリカミステリーは、ある意味混乱してるように思う。
     たまたまなのかもしれないけど、アンソロジーの出版が増えてきたように感じる。でもって、その中身は自由なんだけど、その自由さが不自由なある束縛を感じる。いや、閉塞感というべきだろうか。

     以前、ハヤカワから出ていたイギリスミステリーの年代別アンソロージには、そういうものはなかったように感じるし、なにより軸のぶれが見えなかった。

     うむ。
     これは、もしかしてアメリカ市民の善良性の表れなのかもしれない。
     善良であろうとするからこそ、揺れ、守ろうとして頑なになり閉じてしまうのだろうか。

  • ローレンス・ブロック、ジェフリー・ディーヴァー、マイクル・コナリーなど18人の現代ミステリ作家によるアンソロジー。

    ローレンス・ブロック『 純白の美少女』。いきなり、そう来るんですかというような変化球気味の作品に見逃しの三振。やられました。

    ジェフリー・ディーヴァー『つぐない』。『純白の美少女』と似たテイストの作品。このアンソロジーは、こういうテイストの作品で固めてるのかな。

    マイクル・コナリー『マルホランド・ダイブ』。ハードボイルドの香りの強い犯罪掌編。

    ローラ・リップマン『ポニーガール』。やはり犯罪掌編。

    ディック・ロクティ『悪魔の犬』。いにしえの香り漂う探偵掌編。

    ロバート・S・レヴィンスン『記憶の囚人』。映画界を舞台にした掌編………

    全部で18篇だが、一番良かったのはマイクル・コナリーの『マルホランド・ダイブ』だな。冒頭のローレンス・ブロック、ジェフリー・ディーヴァー、マイクル・コナリーで勝負は決まっていたような気がする。

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