残酷なめぐりあい イヴ&ローク30 (ヴィレッジブックス F ロ 3-31 イヴ&ローク 30)
- ヴィレッジブックス (2013年3月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (593ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864910446
作品紹介・あらすじ
2060年6月。ニューヨーク市警の警部マクマスターズの16歳の娘ディーナが、自宅で惨殺体で発見された。彼女は何度もレイプされた末に紋殺されていた。かつて実の父親にレイプされつづけたイヴは、ディーナと自分を同一視しつつ、捜査に乗りだす。犯行の手口からは強い怨念が感じられた。果たしてだれにたいする怨念なのか?被害者にたいして?警察であるマクマスターズにたいして?が、イヴやロークたちが懸命に捜査の網を狭めようとしている頃、姿なき犯人はさらなる殺人の準備に取りかかっていた…。
感想・レビュー・書評
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イヴ&ローク30作目(やっとここまできた!)イヴとロークのラブラブな朝から一転、冒頭から恐ろしく残酷な事件が発生します。事件を通してイヴは自分自身をサマーセットは亡くなった娘を重ねて…イヴは自分に投影しつつも以前より冷静に対処しているようになってます。事件を指揮してチームをまとめているイヴの姿はかっこいい。やっぱり臨場感ある作品です。犯人はやっぱり酷いやつだけど、父親に洗脳され心をレイプされ育ってきたことを考えるとなんともやるせない感じでした。事件が解決したあとのルイーズとチャールズの結婚式がほっこりして素敵でした。友だちや仲間がどんどん増えて、1作目のイヴと比べてみると感慨深いです。
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【イヴ&ローク30作目】ついこの間は警官殺しで今回は警官の家族殺し。読んでて切なくなるから警官関係はやだなぁ…ロークとイヴは喧嘩もなくうまくやってる。ルイーズ、お幸せに!
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家族愛がより事件に悲惨さを増しますが、新しいカップルに光が。
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今回の被害者は、違法麻薬課の警部の娘。
犯人の目的は、警部への怨恨から?
なんだかんだ言いつつ危なげなく捜査が進んでいくので、今回は比較的すらっと読めました(笑) -
成長したジェイミーも登場。イヴ自身の様々な意味合いでの成長?ぶりも微笑ましい。事件そのものは今ひとつだろうか・・・
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シリーズ3登場のマクマスターズ警部の一人娘の殺人捜査。地道な捜査状況とルイーズの結婚式までの話。
殺される状況や善良な少女の殺人と事件自体がやり切れない上、肝心の犯人への逮捕後、思い知らせてやりたい願望が読者には満足できない結末。リアル感はあるが内容は暗くてスカッとしない。好みかと言われれば同じ警察関係者の殺人事件でも29刊のの方が好きです。 -
30作目。ジェイミーも成長して大学生。イブもずいぶんと強くなって悪夢を見ても耐えられるようになった。夫婦仲もイブファミリーも順調で何より。ここまで常に水準を保っている作者の筆力に脱帽。2013.3
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シリーズも長くなっているので安定はしてます。今回少し犯人がわかるまでの過程が短めかな~。その他キャラの成長はいつも通り楽しい。