マイティ・アベンジャーズ:ベノム・ボム (MARVEL)

  • ヴィレッジブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864910743

作品紹介・あらすじ

結成早々にしてウルトロンの脅威に翻弄されたマイティ・アベンジャーズ。司令塔であるアイアンマンを欠きながらも薄氷の勝利を収めた一同だったが、休む間もなく新たな脅威が降りかかる。「ベノム」の雨となって!寄生生命体シンビオートとの死闘を皮切りに、予測もつかないストーリー展開で読者を圧倒するマイティ・アベンジャーズシリーズ第2弾、ついに登場!

感想・レビュー・書評

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  • バグリーの画は正直今やクラシックに過ぎるがまさかの3連続見開きには驚いたし、その絵柄がまた過去編にちょうど合う。ベノム騒動もスクラル問題もなんでも自分1人で片付けようとするのがいかにもトニーで、今巻「アイアンマン&アベンジャーズ」といった趣きがある。

  • <<ベノム>>の雨―などというあらすじで紹介されるマイティ・アベンジャーズ誌。表紙にもあるベノムだらけの状況がどう解決されるか…なんてことに期待してしまうと簡単に終わってしまい拍子抜けするだろう。正直この部分はもっと色々見たかったというか、せめて戦闘シーンだけでも長めに描いてほしかった。

    むしろそこから始まるその事件と大きくかかわる人物との対決こそが本作のメインだ。ニューアベンジャーズが大勢にヴィランとそれを束ねる新進気鋭のリーダーとの戦いを描くのに対し、こちらは古参の大物ヴィラン一人との対決である辺り、同時展開する二誌で異なる魅力を楽しめるのが良い。

    シーンとしては一瞬だが、設定の中にニューアベンジャーズ誌との関係性が色濃く出てくる。前巻『ウルトロン・イニシアティブ』の終末部分でトニーのもとを訪ねたスパイダーウーマンの伝えた事実によって変化するトニーの心情が見ものだ。そもそも今巻は前巻活躍できなかったからか、トニーがメインで活躍する話となっているのでトニーファンは期待してほしい。

    なお、作中に三つの時代が表現されるのだが、時代ごとに画風を変えているのが特徴的で見ごたえある。とくに中世の描き方は妖艶なテイストで仕上げていてとても興味深かった。

  • ウルトロンの襲撃からすぐ、仕切り直しとなった「公式の」アベンジャーズ結成パーティの真っ最中に、新たな事件が発生。かつてスパイダーマンに寄生していた異星体がマンハッタン島に大量発生、多数の「ベノム」の暴走を食い止めるべく出撃するが…

    『ニュー・アベンジャーズ:トラスト』の終わりで、スパイダーウーマンがアイアンマンの元へスクラル人の死体を持ち込んだところからスタートする。これによって本編中、アイアンマンの疑念が終始語られることになり、続く『シークレット・インベイジョン』への予兆を感じさせる。
    ベノム発生の黒幕はDr.ドゥームなのだけれど、衛星兵器を用意していたとはいえ、兵器の暴走自体はまるっきりスターク社長のせい(前巻『ウルトロン・イニシアチブ』参照)なので、とばっちりというかなんというか…半ばマッチポンプ的な「報復(アベンジ)」が空回ってる様は、米軍の活動に対するちょっとした皮肉なのかもしれない。
    あと、「セントリーが存在していた過去」の描写やページ構成が'70年代風にアレンジされているのは面白かった。

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著者プロフィール

●ブライアン・マイケル・ベンディス[作]……『アルティメット・スパイダーマン』『ニュー・アベンジャーズ』『シークレット・ウォーズ』などの人気タイトルを手がける売れっ子ライター。

「2023年 『インビンシブル・アイアンマン:ザ・サーチ・フォー・トニー・スターク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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