真夜中のショコラは恋の味 (ヴィレッジブックス F フ 20-1)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864911146

作品紹介・あらすじ

アメリカ大手チョコレート・メーカーの令嬢、ケイド・コーリーは長年の夢を叶えるため、ひとり花の都パリへとやってきた。セクシーな黒髪をしたスター・ショコラティエ、シルヴァン・マルキの名を冠した高級ブランドを立ち上げるのだ。しかし、待っていたのは冷ややかな拒絶と嘲笑-あきらめきれないケイドはある夜、彼のレシピの秘密を盗むため、工房に忍びこむのだが…。甘くとろける大人のおとぎ話。

感想・レビュー・書評

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  • 不器用なふたりだな〜と思いながら。
    ヒロインケイドは自社から高級ラインのチョコレートを作りたいとフランス人ショコラティエのシルヴァンに業務提携を持ちかけるけど、剣もほろろな塩対応されて…超大手企業の重役なのに詰めが甘すぎましたね。色々な根回しとかあるよね?

    挙句の果てに不法侵入にチョコレート泥棒!だめでしょ?ってちょっと引きながら読んでたけど、工房でシルヴァンに捕まってからのアレコレからイッキ読み!

    拝金主義のアメリカ人を軽蔑するフランス人の描写はちょっとステレオタイプな感じは否めないけど、フランス人の超スノップな態度もね。シルヴァンは貧しい生い立ちだったにもかかわらず安価なチョコレートバーをボロクソに貶すのはどうなの?そこはちょっと納得できなかったな。

    ケイドのおじいちゃんやシルヴァンを取り巻く家族や友人たちが魅力的でした。

    不法侵入するケイドはアウト!なんだけど、シルヴァンはそのチョコレート泥棒に逆に喜んでるしもう恋ししちゃってるので問題ないということで。

    コーリーバーはハーシーズみたいなイメージで読みました。私はチョコレート大好きで安いものから一粒3000円以上するものまで色々食べてきました。それぞれに魅力があります。ケイドが自社のチョコレートに誇りを持っているところは純粋にいいなと思ったし、だからシルヴァンが批判するのがちょっとモヤモヤしたのです。

    破天荒な妹ちゃんの話はあるのかな?

    • Hana@ichigo-ichieバックアップ用さん
      翻訳されてないだけ?あとがきに書いてありました。やっぱりハーシーズね。
      翻訳されてないだけ?あとがきに書いてありました。やっぱりハーシーズね。
      2021/05/17
  • アメリカの大手チョコレート会社の令嬢ケイドは、高級チョコを扱うためパリで1番のショコラティエ・シルヴァンに提携を申し込む。劣等感の塊だった少年時代から努力で一流となったシルヴァンは冷たく追い返す。会う度いがみ合うがどうにも気になり、お互い変な妄想ばかり。シルヴァンのツンデレ対応に振り回され、ついにレシピを盗みに工房へ忍び込む。夜な夜な工房に忍び込んではやりたい放題の彼女が妙に可愛い。ケイドが残す痕跡にムラムラ。ついにシルヴァンは…ゾクゾクする深夜の工房。国、立場、価値観あまりにも違いすぎる2人の歯車は…?

  • 面白い!
    意気揚々と単身乗り込んんだフランス 自信満々のフランス語が通じない カフェでミルクを頼むと拒否られ米仏戦争勃発状態に(*_*; 米仏文化の違い、職人気質なヒーロー、それでも、めげない、あきらめない、根性のチョコ令嬢ヒロイン 一気読み必須w

  • アメリカの大手チョコレート・メーカーの令嬢ケイド・コーリーは長年の夢、有名ショコラティエの名を冠した高級ブランド立ち上げのため、単身パリへとやってきた。
    しかし、スター・ショコラティエであるシルヴァン・マルキとの商談は冷ややかな拒絶と嘲笑という失敗に終わる―
    あきらめきれない彼女はある夜、彼のレシピの秘密を盗むために工房へ忍び込み…。

    私的にはこのヒロイン無いわ-と思いました。
    味はともかく人となりも知らずにビジネスパートナーにしたがったり。人気のワークショップがあるのも知らないとか…
    普通は食べ歩いたりサロン・デュ・ショコラみたいな所でこれぞ!って好みの味を見つけて交渉、じゃないの?
    本当に名前だけ欲しかったのね-と。
    ヒーローも小雨降る外から来たヒロインをテンパリング作業中の工房に入れるとか、作業台の上で致すとか、どっこいだけど…
    盗みについてはお互い黙認だし成果もないのでいいんだけど…
    街やクリスマスのチョコレートディスプレイの描写は素敵でした。
    あとフランスの結婚事情-結婚する人は少なく、一生同棲や同性同士含め連帯市民協約(パックス)にしてるというのがお国柄だな-と思いました。

  • ショコラのような恋愛小説。
    私として現実味がないお話だけれど、外国の方の描く本では
    読みやすく感じた。

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