マイティ・アベンジャーズ:シークレット・インベージョン (MARVEL)

著者 : ブライアン・マイケル・ベンディス 秋友克也 坪野圭介

• ヴィレッジブックス (2014年3月26日発売)

作品紹介・あらすじ

世界を揺るがせた異星人スクラルの密かなる侵略、シークレット・インベージョン。地下に潜ったニック・フューリーは、スクラルの陰謀に如何に立ち向かったのか?アベンジャーズ復活のきっかけとなった超人専用刑務所ラフトでの集団脱獄事件の真相とは?スクラルに入れ替わられたハンク・ピムの身に何が起きていたのか?クロスオーバー大作『シークレット・インベージョン』の裏側で繰り広げられたもう一つの物語が今、明らかになる!

感想・レビュー・書評

[杉浦印字さんの感想 · 2019年3月15日]

アメコミの「数ヶ月前」「数年前」のあてにならなさはこういう話だとややこしい。『ニュー・〜』誌と逆に人類の反撃の予兆が（比較的）多めで読み味は楽。夫妻の破局から地続きで描かれるピムの悲嘆に深みがある。

[domarinさんの感想 · 2016年2月1日]

シークレット・インベージョンの空白を埋める話だが、「マイティ・アベンジャーズ」が出てくる話というより、「マイティ・アベンジャーズ」誌の中でのスクラルの陰謀に関わる点を描いている作品である。

具体的には、エレクトラとハンク・ピムの入れ替わりに関わる話が当てはまるが、ピム周りは最後の回も踏まえて非常に切ない仕上がりで良い。ピムに入れ替わったスクラルの話もなかなか興味深く、ピムというキャラクターをよく深めている。この先再起したピムがどう動くかによってさらに評価は変わるか。

フューリーの部隊の結成秘話は純粋に読みごたえがある。ここまでの話でも少しずつ出ていたデイジーが重要なポジションで動き回るので注目だ。

著者プロフィール

●ブライアン・マイケル・ベンディス［作］……『アルティメット・スパイダーマン』『ニュー・アベンジャーズ』『シークレット・ウォーズ』などの人気タイトルを手がける売れっ子ライター。

「2023年 『インビンシブル・アイアンマン：ザ・サーチ・フォー・トニー・スターク』 で使われていた紹介文から引用しています。」