最後の朝が来るまえに (ヴィレッジブックス F カ 4-24)
- ヴィレッジブックス (2015年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864911955
作品紹介・あらすじ
映画学校のマドンナ、ライラは卒業を目前にし、ドキュメンタリー制作に没頭する日々を送っていた。不法投棄現場の帰り道、ふと立ち寄った庭で貴重な古本類を手に入れるが、中には危険な秘密が隠されていて-襲撃者たちからライラを守るため、親友シドニー・ブキャナンは、ハイランド生まれの凄腕FBI捜査官サムを期間限定のボディーガードにつける。それが切ない愛の始まりとは知らずに…。
感想・レビュー・書評
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【ブキャナン家シリーズ8作目】ブキャナン家シリーズとはいえあまりブキャナン家は出てこなくて残念。シドニーの話かと思ったら親友のライラのお話。ライラとサムの恋愛はさることながら個人的にはマイロが面白すぎた!
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サスペンスはちょっぴり、いつものとおりほぼロマコメなジュリー先生のシリーズ。
ヒロインはライラ。聡明で美人な映像を学ぶ大学院生。知らず知らずのうちに何かの事件に巻き込まれ、そこに護衛としてやってきたのがサム・キンケイドFBI捜査官。
もうね、このシリーズお決まりパターンなんだけど二人が恋に落ちていく過程がユーモアたっぷりでニマニマしてしまう。代わりの護衛が来てもイケメン過ぎる!こんな奴にライラを近づけてはいかん!と追い返すこと2回!たぶん、サムの想いに気付いたアレックスお兄ちゃんの嫌がらせですな(^^)
哀れなのが殺し屋マイロ、でもだれひとり殺めてないんだけど…アホさ丸出し。ライラの身勝手な両親にもムカムカ。なんらかのお仕置きがあってもいいと思うのは私だけではないと思う。
とにかく、サムはFBI捜査官で弁護士資格も持ってて言語のスペシャリストで何カ国語も喋れて、スコットランド爵位もあって氏族長って、イケメン過ぎるあなた何者ですか?なラストでした。
で、このサムのご先祖さまの話が『太陽に魅せられた花嫁』なのですね。 -
すっごいたまにこーゆーの読みたくなる。ひょんな事で一緒にいなくちゃいけなくなった人がちょーイケメンでそのうち惹かれ合う、的な。そんでその人は主人公を危険から守ってくれる、ストーリー。
そういう意味で期待通りでした。
2019.4.7
54 -
ドジな殺し屋のマイロが、物語を進めながらも最後までどんくさいのね。
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映像製作を学ぶライラ・プレスコットと、何者かに狙われるライラの護衛として来たサミュエル・キンケイドFBI捜査官のロマンチックサスペンス&コメディー。
サムが恋愛を中々自覚しないわりに、護衛の交代要員がいい男だと理由をつけて皆追い返したり、合間合間に登場するズッコケ殺し屋のマイロが傑作。吹き出しながら読める。 -
ドキュメンタリー製作に励む映画学校の学生ライラが襲撃されたことから、FBI捜査官のサムがボディガードとして期間限定で彼女を守ることになるのだが、なぜ襲撃されるのかわからないまま、いつしか二人は惹かれ合う。というお話しなんだが、はっきり言うと焦点がはっきりしなくて筋書きがわかりにくい。主人公の二人よりも自称殺し屋のマイロや風変わりなジジの方が印象的。犯人も動機も納得しにくくて、恋物語も謎解きも感情移入できないまま終わっちゃった。ヒーローのサムの正体⁈が意外でラストはニヤッとさせられて良かったけど、この作者が好きなだけにちょっと期待はずれ。2016.3