201冊目で私が一番伝えたかったこと

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  • ヴィレッジブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864912259

作品紹介・あらすじ

"奴隷の発想"を捨てるだけであなたの中の無意識が勝手に目的地(=ゴール)へ運んでくれる!"刷り込み脳"を脱出し「やりたいかどうか」で動くと驚くほど成功に近づく!201冊分に込められた究極の成功へのメソッドを厳選して紹介!

感想・レビュー・書評

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  • ★読んで思ったこと/感じたこと
    ・最近苫米地博士を知ったので、本書を手に取ったのがまだ200冊読み終えてない段階であるが、今回読めて少しお得感を感じた。内容としては、「目標をコンフォートゾーンの外に作る」「アファメーションを徹底する」「テレビを捨てメディアに騙されないように生きる」大きく分けてこの3つだと思う。上記3つの事は私も日々実践している事だったので、正直驚きである。本書によって、苫米地博士が大好きになったので、今後博士の本をもっともっと読んでいきたいと思った。

    <はじめに>
    ★すべての人間が自由意志を持って、自ら主体的にゴールを設定して、その表現のために進み、結果として豊かで充実した人生を歩んでほしい。
    →著者の本全て共通して「最も言いたいこと」
    1.ランダム性
    2.他のものよりも1つ上の抽象度での判断ができる
    <第1章> 201冊作って伝えたかったこと
    ◎ゴールを設定すれば、あなたが持っているとてつもない能力や才能が目覚める
    ◎現場の外にゴールを設定する
    ◎現場のコンフォート・ゾーンをずらすことでゴールに近づくことができる
    ◎ゴールを設定すれば、必要ないものは全てノイズになる
    ◎ドリームキラーや権威の奴隷になっていないか?洗脳されていないか?
    ★あなたが現場を抜け出して自らが目指す「目的地」に向かう事は、もはや「しなければならない」ことではない。それは、あなたが「したい」ことに他ならない
    ★他の人から「変な人」と言われるのが最大の褒め言葉
    ◎自我を変えたければテレビを捨てよう
    →テレビを漠然と見ることを止めて、その時間を読書などの有意義なものに当てたら、人生はもっと豊かになる
    ◎人には「現在」しかない
    ◎失敗した時、「しまった!」「最悪」「自分がだめな人だから」と思わないこと
    ★結果論で過去の出来事を評価したり、後悔したりしない。全頭前夜を働かせて、前向きに過去の出来事を評価する。わざと自分に不利になるように記憶の断片を統合しない。公開が無意味であることを全頭前夜で理解する。
    <第2章>もっと深く掘り下げて語りたいこと
    ◎アファメーションでブリーフシステムを変える
    1.個人的なものであること
    2.肯定的な表現を使い肯定する対象のみを盛り込む
    3.「達成している」と言う内容にする
    4.現在進行形で書く
    5.決して比較をしない
    6.「動き」を表す言葉を使う
    7.情動を表す言葉を使う
    8.記述の精度を高める
    9.バランスを取る
    10.リアルなものにする
    11.秘密にする
    ◎超瞑想のベースは釈迦の「空」と言う概念である!
    →「苦しいことや嫌なことがあっても、全ては空なのだから、なんとでもできる」
    →空の概念を正しく理解できるとこうなる。
    <第3章> 201冊に込められた究極の成功へのカギ
    ◎1000万円のコンフォート・ゾーンの口座を作って1000万円になるまでコツコツ振り込む
    →ホメオスタシスの力を使って無意識のレベルで1000万円ためようと行動を起こす
    ◎仕事上の人間関係の悩みはゴール達成と関係あるかないかで判断する
    <第4章>今1番伝えたいこと/201冊目のメッセージ
    ◎メディアと権力に振り回されないために
    →国民の欲望を刺激して、必要もないものの消費えと向かわせ、国民が自ら主体的に考える力を奪っているから。
    ◎最終ゴールは「自由意志」の獲得!
    ◎いつも生き生きと毎日を幸せに生きるためには…
    →ゴールを設定し、そのゴールが達成しそうになったら、新しいゴールを作る…。絶えずゴールを更新し続けることが重要になってくる。

  • 総集編。
    主張がそれぞれコンパクトにまとまっていてわかりやすい。

  • フォトリーディング。ジムの自転車マシン上で高速リーディング。
    苫米地本の復習になった。

    下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:

    16:ゴール設定で重要なのは希望願望を表すのではなく「~である」や「~している」と断定すること。

    17-18:アファメーションは最低でも2・3年続ける事。

    92-97:アファメーションに必要な事11のルールの説明。記述は常に精度を高める意味で書き直して良い。リアルにする。情動を含める。秘密にする。など。

    112-113:脳を自己発火させる場所が脳にはある。そこは人のために何かをしていると実感できるとき、自己発火し、脳を活性化させる。

  • 苫米地氏の本は何冊か読みましたが、この本は201冊目だそうですね。この本は集大成という位置づけで、彼が今まで本の中で主張してきた点が改めて整理されています。

    人生を幸せにするには、目標を設定する、目標が達成できそうになった段階で次の目標を設定することで、常に自分を高める(変える)ことの重要性を説いています。また、目標に向かって、一歩踏み出すことで、新たに見えてくるものがある、と書かれていますが、これは私が身を持って経験したことで納得しました。

    アファメーション(自己暗示と解釈しました)するときに使うべき表現法、注意すべき点等、参考になりました。当面の目標は達成できていて、その次に達成したいレベルの目標を立てると良いのかなと私は思いました。

    この本では、1日24時間を、それ以上に使うための方法として、同時並行作業やクロック数をあげる(通常より早い速度で見聞きし処理する)等、凄いことも書かれていました。以前、左手で電話番号をプッシュできなかった私が、訓練することでできるようになったように、倍速読みも訓練することでできるのでは、と挑戦する気持ちになりました。

    以下は気になったポイントです。

    ・人間の行う判断、性向は、過去の記憶から構成される。しかもその記憶の多くは、他者から埋め込まれたもの(p2)

    ・人工知能に人間と同じような自由15)意思があるかが議論された、そのポイントは、1)ランダム性、2)他のものよりも一つ上の抽象度での判断ができる(p3)

    ・人間には「現存」しか存在しない、人間は物事を認識する場合、過去の記憶に頼るが、そうした記憶は脳の中にバラバラに保存されていて、記憶を呼び起こすとき、その度ごとに新しく合成される(p6、56)

    ・今この瞬間を充実して生きていくためには、将来の「なりたい自分」に向かって突き進んでいくこと以上に、優れた方法はない(p15)

    ・ゴールを設定し、その実現のために行動するうちにエフィカシー(ゴール達成に対する自己評価)が上がり、さらに抽象度(物事をより高い視点から見ること)が上がり、その結果として次の新しいゴールが見えてくる(p15)

    ・私たちの脳は、常にインプットされた情報に対して勝手にフィルターをかけて、重要だと思うものだけを認識している。これがスコトーマ(心理的盲点)。最も重視する基準が、コンフォート・ゾーン(自分が一番楽でいられる領域)に合致しているか(p25)

    ・ドリームキラー撃退法の第一は、ゴールを他人に教えないこと(p37)

    ・あなたが現状を抜け出して自らが目指す「目的地」に向かうことは、もはや「しなければならない」ことではない。それはあなたが「したい」こと。従って、必要な選択と行動は、そのすべてが「したい」「選ぶ」「好む」という気持ちから沸き起こる(p42)

    ・これがベストで最適な行為、と思って主体的に行った選択は、全てがベストの選択。(p51)

    ・今の自分を堂々と肯定する癖をつけるときの心がけ、1)過去の出来事を評価、後悔しない、2)前向きに過去の出来事を評価、3)自分に不利となるような記憶の断片統合をしない、4)後悔が無意味であると理解する(p74)

    ・無意識にとっている行動と判断を決定するシステムを、ブリーフシステムという。これは、ワード(記憶)、ピクチャー(イメージ)、エモーション(情動)の3つで構成される(p81)

    ・実際に言葉で繰り返したことは、実際に体験したことと同じ効果がある(p81)

    ・考え方や判断、評価基準は、ありとあらゆることを他人から刷り込まれ、他人のどの言葉を受け入れたかによって、一人の人格のある人間が出来上がっていく(p90)

    ・アファーメーション(目標設立)時のポイント、1)一人称の主語、2)肯定表現のみ、3)達成しているという内容にする、4)現在進行形、5)けして他者との比較をしない、6)動きを表す言葉、7)感動の言葉をいれる、8)随時修正、9)人生、仕事等、バランスをとる、10)イメージできるもの、11)秘密にする(p96)

    ・ディベートを構成する3要素、1)データ、2)ワラント:裏付けとなる論拠、3)クレーム(主張、結論)(p110)

    ・一流の人間とは、「一つのことを10年続けた人」と定義する、しかし、一流と超一流は、脳の使い方が決定的に異なる(p147)

    ・抽象度の高い思考を身につけると起きる最大のメリットは、同時に複数のタスクをこなし、無意識に仕事を処理することができる(p150)

    ・並列思考を習得するには、「同時に行えることを少しずつ増やしていく」をいう姿勢を常に維持する(p151)

    ・超一流脳を持っている人の考え方は、1週間ぶっ通しでハッピーに過ごすためにはどうすべきかを考えている(p155)

    ・6倍速で生きるためな具体的アドバイスとして、時計を見るとき、「10分間を1時間である」とトレーニングする(p157)

    ・脳のタスク処理の高速化のためのポイントは、1)クロックサイクル(脳の処理能力)、2)並列度、3)抽象度(p159)

    ・車の運転と同じように、複数の思考を同時に行うことに「慣れる」ことが大事、このトレーニングを続けることがポイント(p163)

    ・リーダーに最も求められる能力は「決断力」とされているが、本当に必要なのはその決断を支える「情報収集力」である(p181)

    ・一番人を騙すことができるのは、騙すつもりのない人である(p188)

    ・敵国条項の事実上の対象国は、日本とドイツ、これを削除するためには、常任理事国および国連加盟国の3分の2以上の批准が必要(p199)

    ・ポツダム宣言を受諾し、サンフランシスコ条約を結び、日米安保を結んだ国は、戦争で負けた大日本帝国、と国連では理解されている(p201)

    2015年6月7日作成

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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