- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864940047
作品紹介・あらすじ
のん気の達人、白酒は甲子園を目指す野球少年だった!何かの運命なのか、早稲田大学ではたまたま落研に入り、学生時代を気ままに過ごしすぎた結果、除籍。しかし師匠雲助と出会い、落語家になった。四十五歳の節目に初めての書籍にその半生を綴る。鹿児島での幼少期、いまの白酒を作る音楽や映画との出会い、さらに今や古今亭の大きな看板となった桃月庵白酒が「古今亭の愉しみ方 この師匠のこの噺」と題してめいっぱいのネタ論を披露!
感想・レビュー・書評
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『#白酒ひとり壺中の天』
ほぼ日書評 Day724
Day716雲助師匠の惣領弟子。
初めて聞いたのは、真打になって直後くらいの、まさに売り出し中の時期。底抜けに明るいキャラは天性のものと思っていたが、意外に粋ぶって渋味を効かせながらも、ウケずに苦労していた時期もあったことを、本書を読んで初めて知った。
師匠雲助、その師匠である先代の金原亭馬生、その父である古今亭志ん生ならびに馬生の弟に当たる志ん朝など、一門の名人たちへのリスペクトに溢れた心温まる一冊。
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タイトルから好きで、やっと買った。一気読み。古今亭強化しよう。
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ちょうど同じ頃に刊行された、雲助師匠の本と併せて読むとなかなか楽しい。本の終わり辺りに古今亭の各師匠がたについて書かれた項があって、その中の故・右朝師匠についての文はかなり興味深かった。
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まだまだこれからが気になるよ。
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いい意味で計算高いイメージの白酒師匠ですが、この本を読むと「そうでもないんだ・・・」とある意味期待を裏切られます。(そこまで含めて計算だったらすごいけど、どうもそうは思えなかった。)
個人的には白酒師匠の目を通して語られる雲助師匠の姿に興味津々。形を変えた雲助本と言えるかもしれません。