通訳とはなにか――異文化とのコミュニケーションのために

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著者 : 近藤正臣
  • 生活書院 (2015年8月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865000405

通訳とはなにか――異文化とのコミュニケーションのためにの感想・レビュー・書評

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  • 著者:近藤正臣(1942-)

    【版元】
    『通訳とはなにか――異文化とのコミュニケーションのために』
     A5判並製 
     280頁 
     本体2200円(税別) 
     ISBN 978-4-86500-040-5

    「通訳とはなにか?」――「そんなの決まってるじゃないか、英語で話しているのを日本語に訳すことだろ。あんなの、英語がペラペラなら誰だってできることだろ」とおっしゃる方は、ぜひとも本書をお読みいただきたい。
     通訳には同時通訳と逐次通訳があるという前に、音声通訳と手話通訳、そして、要約筆記があります。「手話通訳? そりゃそうかもしれないけど……」とおっしゃる方、「要約筆記? なんだそりゃ?」とお思いの方、やはりぜひとも本書をひもといていていただきたい。
     「通訳」という作業は、単純な単語の置き換えではない……ならば、いったいどのような原理に基づいて行われるのか、通訳者の本質的な仕事とはなにか、会議の前にはいったいどんな準備をしているのか、通訳ブースの中では何が起きているのか……半世紀以上にわたって通訳という仕事の第一線に立ち続けてきた著者の、集大成とも言える「通訳論」「英語論」誕生!
    http://www.seikatsushoin.com/bk/140%20tsuyakutohananika.html

     
    【目次】
    はしがき

    第1部 通訳とはなにか──日英通訳者の世界から
    第1章 通訳とはなにか
      1 通訳とは?
      2 音声通訳の原理(1)──セレスコヴィッチの理論
      3 音声通訳の原理(2)──キルヒホフの 3 者 2 言語モデル
      4 音声通訳の原理(3)──近藤の「3 者 2 言語モデル」
      5 音声通訳の原理(4)──デニス・コークリーの手話通訳モデル
      6 定訳のできていることばはこれを使う
      7 言語表現を離れてほんとうに「正確な」通訳ができるのか?
      8 再表現された思想は近似したもの(approximation) にすぎないのか?
      9 「意味」のいくつかの層
      10 「意図」まで踏み込んで訳すべきなのか?
      11 言語に対する日本人の態度の非対称性
      12 日本の西洋化を助けた翻訳
      13 into B 言語への通訳について
      14 日本人通訳者による into English の通訳
      15 「価値自由」が通訳者のしごとの本質
      16 「1語1語の対応」ができない例
      17 起点言語の理解は精密に

    第2章 通訳の現場/通訳者の仕事
      1 会議直前にどんな準備をするか(1)
      2 会議直前にどんな準備をするか(2)
      3 会議直前にどんな準備をするか(3)
      4 実際のブースの中では(1)
      5 実際のブースの中では(2)
      6 実際のブースの中では(3)
      7 逐次通訳の場合にはどう交代するか
      8 通訳者の資格について(1)
      9 通訳者の資格について(2)
      10 音声通訳者の報酬(1)
      11 音声通訳者の報酬(2)
      12 通訳という職業の社会的評価

    第2部 異文化コミュニケーションの目指すもの
    第1章 文化とは?
      1 文化とは?
      2 文化は変容する
      3 文化は相対的なものである、あるいは?
      4 文化とコミュニケーション
      5 異文化間コミュニケーションとしての通訳とは?

    第2章 パラグラフの構造が違う
      1 コミュニケーション断絶の例(1)
      2 コミュニケーション断絶の例(2)
      3 コミュニケーション断絶の要因は発言のパターンの違い、パラグラフの構造の違い
      4 発言の順序をうまく変えて、成功した例(1)
      5 発言の順序をうまく変えて、成功した例(2)
      6 異文化間コミュニケーションにおける発言者の役割
      7 非言語によるコミュニケーション
      8 より大きな問題

    第3章 通訳者はいかに文化の壁を乗り越えるか
      1 問題の設定
      2 文化のレベルと言語のレベル
      3 通訳者の作業
      4 残された問題

    第4章 異文化間コミュニケーションの意義
      1 ことばの意味のあいまいさ
      2 学術用語の意味のあいまいさ
      3 近代文化受容者の苦悩 Ⅰ
      4 近代文化受容者の苦悩 Ⅱ
      5 異文化間コミュニケーションの意義

    補章  アメリカ手話通訳事情視察旅行
      A 手話通訳自体についてどのような養成が行われ、理論化が行われているか
      B どのような手話通訳サービスが提供されているか
      C アメリカにおける手話通訳の発達をより大きなコンテクストのなかに置いてみると?
      D まったく個人的な出来事

    第3部 日本のスピーカーへのお願い
    第1章 通訳者に期待すべきでないこと
      1 はじめに
      2 日本(日本語)のdouble speak?
      3 なぜ通訳作業に限界があるか
      4 「あれは勧進帳だった」は?
      5 まとめに代えて

    第2章 発言者のためのガイドライン(AIIC文書)
    コラム
      1 愉快な通訳者仲間たち(1)
      2 愉快な通訳者仲間たち(2)
      3 あの人の出身国は? 国籍は?
      4 とっておきの失敗の話(1)
      5 とっておきの失敗の話(2)
      6 コミュニティ通訳にはこんな課題がある
      7 「参加者をいらいらさせるなんて朝飯前さ」
      8 魚は泳ぐ、鳥は飛ぶ、通訳者は通訳する
      9 情報→知識→洞察 
      10 要約筆記 

    参考文献

  • 実務経験を踏まえて書かれたものであることは読むに値するが、半分も読まずに読み終えた。まず、誤字脱字が割とたくさん発見できたこと、そして、全体的に(?)知識の寄せ集め感がすることがその原因かと。通訳翻訳の授業を受講していたからか面白く感じなかった。

  • 半分も読んでいない。かなり古い世代だなと思わせる記述があり違和感があった。時間のあるときにもう一度借りよう。

  • 英語通訳の人なんですが、
    かなり手話通訳のことにもふれてて、
    とてもとても勉強になりました。
    読みものとしてもおもしろかったです。

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通訳とはなにか――異文化とのコミュニケーションのためにの作品紹介

「通訳」という作業は、いったいどのような原理に基づいて行われるのか、通訳者の本質的な仕事とはなにか…。半世紀以上にわたって通訳という仕事の第一線に立ち続けてきた著者の、集大成とも言える「通訳論」「英語論」誕生!

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