ズレてる支援!――知的障害/自閉の人たちの自立生活と重度訪問介護の対象拡大
- 生活書院 (2015年11月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865000450
作品紹介・あらすじ
『良い支援?』刊行から7年。使わせてと訴えた「重度訪問介護」の対象拡大が実現する中、あらためて問われているものとは何か!支援を使って、地域で自立した暮らしをしている人がいること。集団生活ではなく一対一の支援をモデルにすること…「支援」と「当事者」との間の圧倒的なズレに悩み惑いつつ、そのズレが照らし出す世界を必死に捉えようとする「身も蓋もない」支援の営みの今とこれから!
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
障害者の具体的な事例、一日の様子などがたくさん書かれている。障害者の親の視点・障害者の視点にたって現在の問題点、理想を訴えている。
-
p135
支援のわかりやすさはとても重要。そのために形にしていく必要がある。どれだけ本人とともに納得した形の支援をつくり引き継いだとしても、その経緯や経過、状況なども含めて引き継がなければ、支援の引き継ぎにはならない。
(岩橋)
p174-175
施設職員化ー
介護者が指導的な視線や言葉遣いになる。本人の希望より親の意向(食べ過ぎ、怪我予防、お金の使いすぎなど)優先して介護。本人の希望にできるだけ沿って介護する「見守り」ではなく、問題行動をさせないための「見張り」が役割だと勘違い。
(末永) -
369.28
-
学術的な本ではない。だが、エッセイでもない。ズレてるということに気づけ、ということが主張であるらしいが何がどれほどズレていてズレているときにどうすればいいのか、については自分で考えろ、と言っているようだ。