スール (ほぼ日ブックス)

  • ほぼ日
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (73ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865012545

感想・レビュー・書評

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  • 「スール」は、仏語で「姉妹」の意味。
    姉、三國万里子さんはニットデザイナー
    妹、なかしましほさんは料理研究家

    姉妹で手に手を取り合って研鑚し合って…というのではなく、それぞれの場所で好きなことを高めて行った。
    「手をつなぐの、いつ以来だろうね?」っていうのがいい。
    カリスマではなく、自慢もしないが、二人の仕事は多くの人々の生活の中で、実用的に求められている。
    「必要とされているけど、なかなか無いもの」を作り続けてきた結果だ。
    手芸と、料理。
    かぶらずに住み分けて…でもなんとなく同じ物が流れているような。
    お二人は控えめであるが、姉妹でそれぞれ専門家として活躍しているのは、素敵なことだと思う。

    女の子たちが“作ること”を楽しんでくれますように、と結んでいる。

  • ずっと読みたいと思っていた本。やっと読めた。
    素敵な編み物を作られる三國さんと美味しいお菓子を作られるなかしまさん姉妹の本。作り方だけでなくエッセイやインタビュー記事もおもしろくて温かい本だった。

  • 編み物作家の三國万里子と料理家のなかしましほという姉妹でつくった編み物やレシピ、それによみものの小雑誌。黒柳徹子さんが元祖だというマリービスケットで作るケーキがかんたんでおいしそう。今度ためしてみようっと。

  • パラパラと軽く読んで楽しめる本だった。
    わたしはお姉さんのことはほとんど何も知らず、妹のしほさんのファンなのだけど、お母さまが特にお菓子作りが好きという環境で育ったわけではないのかな。それが彼女のお菓子の独創性につながっているのかなと思った。
    お菓子を作ってくれる親だと、自分は作らなくなってしまうということもあるかもしれない。あるいは土壌が何もないから伝統的な作り方に縛られないということもあるかもしれない。
    ともあれ二人とも手芸とお菓子の領域で独自のやり方で活躍していて素晴らしい。真のアーティストだと思う。

  • 17/3/25

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著者プロフィール

ニットデザイナー。書籍やキットでの作品発表で活躍する一方、プロダクトデザイン、ヴィンテージの洋服や雑貨のバイイング、スタイリング、エッセーの連載なども手がける。気仙沼ニッティングデザイナー。
著書に『編みものこもの』、『編みものワードローブ』、『きょうの編みもの』、『冬の日の編みもの』、『編みものともだち』、『アラン、ロンドン、フェアアイル 編みもの修学旅行』(以上文化出版局)、『うれしいセーター』、『I PLAY KNIT.』(以上ほぼ日ブックス)がある。

「2020年 『ミクニッツ 大物編+小物編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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