- Amazon.co.jp ・本 (73ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865012545
感想・レビュー・書評
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「スール」は、仏語で「姉妹」の意味。
姉、三國万里子さんはニットデザイナー
妹、なかしましほさんは料理研究家
姉妹で手に手を取り合って研鑚し合って…というのではなく、それぞれの場所で好きなことを高めて行った。
「手をつなぐの、いつ以来だろうね?」っていうのがいい。
カリスマではなく、自慢もしないが、二人の仕事は多くの人々の生活の中で、実用的に求められている。
「必要とされているけど、なかなか無いもの」を作り続けてきた結果だ。
手芸と、料理。
かぶらずに住み分けて…でもなんとなく同じ物が流れているような。
お二人は控えめであるが、姉妹でそれぞれ専門家として活躍しているのは、素敵なことだと思う。
女の子たちが“作ること”を楽しんでくれますように、と結んでいる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ずっと読みたいと思っていた本。やっと読めた。
素敵な編み物を作られる三國さんと美味しいお菓子を作られるなかしまさん姉妹の本。作り方だけでなくエッセイやインタビュー記事もおもしろくて温かい本だった。 -
編み物作家の三國万里子と料理家のなかしましほという姉妹でつくった編み物やレシピ、それによみものの小雑誌。黒柳徹子さんが元祖だというマリービスケットで作るケーキがかんたんでおいしそう。今度ためしてみようっと。
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パラパラと軽く読んで楽しめる本だった。
わたしはお姉さんのことはほとんど何も知らず、妹のしほさんのファンなのだけど、お母さまが特にお菓子作りが好きという環境で育ったわけではないのかな。それが彼女のお菓子の独創性につながっているのかなと思った。
お菓子を作ってくれる親だと、自分は作らなくなってしまうということもあるかもしれない。あるいは土壌が何もないから伝統的な作り方に縛られないということもあるかもしれない。
ともあれ二人とも手芸とお菓子の領域で独自のやり方で活躍していて素晴らしい。真のアーティストだと思う。 -
17/3/25