- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865060850
作品紹介・あらすじ
650万個突破!"コップのフチ子"で大ブレイクした、小さなカプセルトイメーカー社長の破天荒でピュアな働き方!盟友である"ふなっしー"とフチ子の生みの親である"タナカカツキ"との異色鼎談も収録!
感想・レビュー・書評
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おもしろかった。コップのフチ子は、"サ道"のタナカカツキさんがデザインしていて、静かなブームを産む人だなぁ、どんな人なんだろ、と思っていたけど、仕事の進め方や組織論についてとても勉強になった。
- 売れるモノより、ウケるモノを
- 企画は出オチじゃないとダメ
- 売上は気にしない、いいモノをつくる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ガチャガチャ業界も大変なんだなと思いました。ネタ作りがお笑い芸人並みに沢山のアイディアを考え、そのごく一部だけを商品化していくプロセスに驚きました。ただ、プラスティックのゴミが増えるのが、これからの時代ではないのかなと思いました。でもアイディア出しの参考になりました。
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2018/02/01 18:18:09
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650万個売り上げる人気カプセルトイ制作会社の組織論。無意味な目標数字にしばられず、昨対比は気にしない。社員はただ面白いことを追求していく。そして売り上げはどんどん伸びている。すごい組織なんだと思う。
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少人数の会社が一番都良いというならば今の企業が目指しているグローバル化はどうなのだろうか。
おちゃらけている内心不真面目な会社が今は元気なのかもしれない。ただし、その雰囲気がずっと続くわけではない。そのなか、どこで軌道を修正していくのかそれが唯一興味の湧くところである。
企業を成り立たせるための考え方は感じ入るところが多々ある。とても興味深い会社であることに間違いはない。その中でも自分でやりたいことだけをやり存続することがいかに難しいという事も痛く感ずるところである。
働くという事がもっとおおらかで自分主体にできる世の中が来ればもっとこの社会も発展するのかもしれない。 -
楽しみながら仕事をするってどういうこと?という疑問を解決したいと思い読みました。会社を大きくすることではなく、クリエイティビティを大切にするという考え方が新しい気付きでした。
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想像力を鍛えるのは、人と触れ合うしかない
消費者が喜ぶ姿、欲しいと思うものを作るのが第一
いつの間にか考えていることが上司に対して通りがよさそうなもの、みんなから非難されないようなものという枠組みにハマってしまうので注意 -
「コップのフチ子」も「ココは俺が食い止める、お前は先に行くニャー」もインパクトは結構あった記憶があります。
購入するまでには至りませんでしたが。
単純に販売していたならば買ったかも知れませんが、逆にガチャガチャだったから二の足を踏んだのかもしれません。
購入に遊びの要素があるということ自体、変に大人であると照れてしまう、恥ずかしいという感覚が出てきます。
それらの商品の軽さ同様、いい意味で軽くスカスカな構成です。
筆者はこれらのガチャガチャの仕掛け人である、奇譚クラブ社長の古屋大貴さん。
やはり、本書執筆時現在社員10名の会社です。もっと大人数であった時もあるそうなのですが、10名というのがベストであるという考えがあるそうです。
それは京セラの稲盛和夫さんの提唱する「アメーバ経営」に通ずるものがあるのでしょうか。
最も奇譚クラブの場合は単細胞生物止まりを良しする傾向のようですが。
思った通り、この会社は慰安旅行に学生服とセーラー服着用のようなぶっ飛んだ楽しい会社のようです。
Googleの福利厚生を思い出しますが、さりとて勿論楽しいだけで会社は成り立ちません。
楽しさの分だけ厳しさもあるのでしょう。その証拠に社員は独立を含め、入れ替わっています。安定感は犠牲にしています。
本書の最後に、この本はアイデアの出し方よりもそのベースとなる組織論にウエイトを置いて書かれた、という説明がありました。
真剣に遊んでいる大人たちには憧れます。 -
なんとなく読んでみたのだけど、意外とおもしろかった。
著者の古屋さんは、なんとも勢いのあるひとやと思った。玩具メーカーという仕事が、すごくおもしろそうに思える本でした。