- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865133035
作品紹介・あらすじ
精神科医が教えるアスペルガー症候群の人とのコミュニケーションのヒント
誰でもコミュニケーションに悩むことはありますが、相手がアスペルガー症候群を始めとするASD(自閉症スペクトラム障害)など発達障害を抱えていることで、よりコミュニケーションが難しくなることがあります。コミュニケーションに悩み、心身に不調を来しているカサンドラ症候群と呼ばれる状態に陥ってしまう人も。また、障害を持つ当人も悩んでいます。
本書では、身近なアスペルガー症候群の人とのコミュニケーションに悩んでいる人向けに、コミュニケーションを難しくさせるアスペルガー症候群を中心とした発達障害の基礎知識、検査、診断、治療法、また問題を解消するために取り組んだ人の例をわかりやすく、豊富なマンガを用いて解説します。
感想・レビュー・書評
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漫画のおかげでとても読みやすかった。
アスペルガー、ASD、ADHD、LDの人と周囲の人に起きがちな出来事とストレス、問題、二次障害について知ることができる。
チェックリストも参考になった。
女性用追加項目の三つ、全部自分は当てはまり、そうかやっぱりか、という気持ちになった。女子女子したことが苦手で、常に浮く。慣れてはいるけれど、愉快でも平気でもない。でも同じような人とは仲良くできるから、悪いことばかりではないし、ま、いっかと思えるようになった。
最後のの方の著者の言葉に救われる人もいると思った。
「極論と思うかもしれませんが、人生はそれぞれの人のものですから、自分自身の人生をよりよく生きるためにこうした選択も検討に値すると考えます。」p178
悩みの渦中にいる人に届くといいと思う一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・漫画で症状の具体例が示されており、経験と結び付けやすい
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読みやすかった。
アスペルガー症候群の人からの視点もあり、こういうことを考えて生きているのかとわかって良かった。
また、問題が生じた時の工夫の仕方も様々とあり、想定しやすかった。 -
配偶者や上司など身近な人が自覚のない攻撃的アスペルガーだと、周りが疲弊する。特に、アスペルガーの夫を持つ妻は、周囲からも「あなたがうまくやれば」「男の人はそんなもの」の一言で片付けられてしまい、理解や協力が得られないことが多くまいってしまい、カサンドラ症候群に陥ってしまうという。カサンドラへの支援が広まってほしいと切に願う。カサンドラに陥った人が自分がカサンドラだと気づき、次の一歩をどうしようか考える勇気をもらえる、良書。
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アスペルガー症候群の特性が分かりやすく書かれています。
こういう伝え方をすればいいのか…とすごく参考になりました。