夢の夜から 口笛の朝まで

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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865281149

作品紹介・あらすじ

「渡らず橋」と呼ばれる一本の古い吊り橋。父と子の葛藤、兄妹の運命。過去に幸福の記憶はなく、未来に希望を見つけられない人たち。圧倒的な文体で、人生の救済を描く、丸山健二渾身の書き下ろし最新小説。

感想・レビュー・書評

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  • 結末で現世に多大な関心を寄せるに至る「渡らず橋」が著者の理想とする小説家の姿と一致している。小説をものする人間ならこうやって世界を観察せよとのメッセージがちりばめられている。

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著者プロフィール

1943年、長野県飯山市に生れる。国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)卒業後、東京の商社に勤務。66年『夏の流れ』で第23回文學界新人賞を受賞。同年、同作で芥川賞を受賞し作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。また、趣味で始めた作庭を自らの手による写真と文で構成した独自の表現世界も展開している。近年の作品に長編小説『我ら亡きあとに津波よ来たれ』(上・下)。『夢の夜から口笛の朝まで』『おはぐろとんぼ夜話』(全3巻)、エッセイ『人生なんてくそくらえ』、『生きることは闘うことだ』などがある。

「2020年 『ラウンド・ミッドナイト 風の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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