宝石吐きのおんなのこ ~ちいさな宝石店のすこし不思議な日常~ (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)

著者 :
  • ポニーキャニオン
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本棚登録 : 125
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865291322

作品紹介・あらすじ

この輝きは、愛しき人のために。


○第2回「なろうコン」からの追加書籍化タイトル
○イラストは、イラストコンテスト「Crafe」の第5回から、「ぽにきゃんBOOKS賞」受賞者の景が担当


大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。
そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。--『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。

従業員のクリューは、どこか言動の幼い、よく笑いよく怒る、栗色の髪の女の子。
一方、店主のスプートニクは、嫌みっぽく口の悪い、そのくせ外見だけは無駄に良い意地悪な青年。

そんなふたりが営む宝石店では、今日も穏やかに、賑やかに時間が過ぎていく。
しかし、クリューにはある不思議な体質があった…--「宝石を吐きだす」体質。それはふたりだけの秘密。

この体質のせいなのか、ふたりの日常は、ゴロツキやら警察局や魔法少女やら魔女協会やら…
なんだか不思議な出来事に巻き込まれていく…。

宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル開演。


著者 なみあと
イラスト 景


(C)2015 なみあと/ポニーキャニオン

感想・レビュー・書評

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  • この本は、宝石に愛された少女の、甘くて淡いファンタジーノベルです。主人公の女の子のかわいい日常が描かれていて、ワクワクしながら読むことができました。

  • やりとりが冗長で中身も少ないし、ストーリーもどこに向かっているのか分からない。シリアスにしたいのか日常系なのか方針が定まっていないように感じる。面白くはなかった。

  • 大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店——『スプートニク宝石店』があった。
    従業員のクリューは、どこか言動の幼い、よく笑い、よく怒る、栗色の髪の女の子。
    一方店主のスプートニクは、嫌みっぽく口の悪い、そのくせ外見だけは無駄によい意地悪な青年。
    そんな二人が営む宝石店では、今日も穏やかに、賑やかに時間が過ぎていく。
    しかし、クリューには『宝石を吐き出す』という不思議な体質があって…。

    完全に表紙買い。イラストが大変可愛らしく思わず手に取ってしまった。
    宝石を吐く、という何とも摩訶不思議な体質を持つ少女クリューと、そんな彼女を密かに全力で守っている青年スプートニクのお話。
    一話はかなり好みな話だったんだけど、二話はもうひたすら長い、という印象が強かった。体質故に誘拐されたり狙われたりするクリューを守る、という王道的な展開なんだけど、ともかく二人の和やかなやりとりがちょっと長ったらしく感じてしまう。テンポの問題かな。
    魔法少女の件もいざ登場してからは結構面白かったんだけど。個人的にはもう少し前置きに緊迫感がほしかったかも。
    クリューは可愛いんだけど、はっきり年齢が明かされていないので複雑な気分にさせられる。少女、と表現されているけどその枠って結構広いし…変にませてるのがまた年齢いかんによってはすごく鬱陶しく感じられてしまう。捉え方が安定しないので、そこは本当にだいたいでいいから明記してほしかった。

  • なんだこの可愛い生き物は!顔はいい宝石商の青年×宝石を吐くという特異体質の女の子のラブコメ。

    10代前半と思われるクリューちゃんが可愛すぎる。スプートニクさん大好きで泣いたり笑ったり怒ったり、スプートニクのことを思っていつも表情が変わる。よく分かっていない単語を、大人ぶりたくて使う背伸び具合も可愛い。
    スプートニクも顔がいいだけではなく、表立った態度であからさまには見せないけれど、クリューことクーのことを大切に思って大事にしているのが分かる。
    この二人の距離感とクーの女の子らしい可愛さ、スプートニクの一本芯の通った感じが心地よい。

    「宝石を吐く」という特異体質は、本書の舞台であるファンタジー世界でも決してプラスにならない、人に狙われる厄介な体質であるというシビアな世界観もマル。

    親しい人がいる街で、宝石店を営むというなくしがたい日常が、いつまでも続きますように。

    あとタイトルは「宝石吐き」で正解だと思います。宝石を吐くというぎょっとして人目を引くタイトルこそが、この物語をそのまま示していると思う。

  • 宝石を吐きだす体質の少女と青年店主が働く宝石店の話。ク―かわいいわあ。あざといとも言いますがwスプートニクとクリューの関係がすごく好きです^^

  • 宝石を吐く体質の女の子と彼女を保護することになった宝石商の物語。
    痛々しい描写があったり、次々ピンチが訪れるものの、どこかゆるい雰囲気を纏っていて、安心して読める。違う意味でちょっと驚きの展開になったりしたけど、コメディタッチで読みやすかった。
    謎だらけなので、続編出たら読みたいけど出るのかな?

  • ・年の差スキ……20代後半の男と少女の淡い保護者なのか恋愛なのかのすれ違い恋模様みたいなのほんと好き……

  • 宝石を吐き出す体質の女の子と口の悪い青年の二人が経営する宝石店の話。
    魔法も登場するファンタジーものですが、レジや冷蔵庫などの機械が存在したり警察が登場したりするので、近代ぐらいがモデルになっているようです。
    主人公の出自が重いものだったりしますが、主人公たちのやりとりや憎めない悪役など、全体的にコメディタッチで読みやすかったです。

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著者プロフィール

2015年、『宝石吐きのおんなのこ』で第2回なろうコン(現ネット小説大賞)追加書籍化作品に選出され、デビュー。本作はシリーズ化され、10巻にて完結した。’22年、『悪役令嬢(ところてん式)』がコミカライズされ話題に。ほかの著作に『占い師オリハシの嘘』『うちの作家は推理ができない』。

「2023年 『占い師オリハシの嘘2 偽りの罪状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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