ライオンの首 呪みちる作品集1996-2012

著者 :
  • 株式会社トラッシュアップ
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865380439

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  • 『ライオンの首』
    呪みちるの作品集。
    特に気に入った作品の感想を。


    「千年百足」
    姉の様子がおかしくなり、何かに取り憑かれているという導入は身近な怖さがある。途中絶望に突き落とされ、心がスッとする。このバランス。凄まじいわ。炭酸水かよ。


    「子どもたちが屑殺ごっこをした話」
    呪みちるの、恐るべき子どもたち。
    童話的な纏め方で微笑む。グロいのに。


    「いぬつげの男」
    ストーカーに追われる女の子が、謎の男に助けられるという流れなのに、意外な結末でビックリさせられる。闇へ落ちていく主人公。
    犬の相棒が現れたバディモノ感ワクワク。


    「ドリーム・マシーン」
    著者の、組み方のうまさがわかるな。
    冒頭でチラッと惚れ薬の話をして、場面切り替わって別の人間がでてくる。時系列が動くけど理解できる。
    見開きの凄さは、この作品集随一!かっこよすぎる。
    ラストがロマンスな感じなのも良い。
    グロいのに少女漫画だ。グロいのに。


    「ザ・キャッチャー」
    少女が野球と出会い救われる、サクセスストーリーとみせかけて、救いなっ!


    「オフィスビルの大蛇」
    少女の頃から蛇に取り憑かれている女の物語。ハッピーエンド!!おめ!

    「炭焼き又六」
    愛を知らない男が愛を知り、報いを受ける。
    愛がテーマになってるの良いなあ。好き。

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呪みちるの作品

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