クレオール・ニッポン──うたの記憶を旅する[CDブック]

著者 :
  • アルテスパブリッシング
4.75
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865591156

作品紹介・あらすじ

“うたう旅人”松田美緒が、自ら探し求めた伝承曲に新たな生命を吹き込んだニュー・アルバム+書籍(CDブック)『クレオール・ニッポン──うたの記憶を旅する』をリリース!
──────────────────────────────
日本の多様な原風景を探し求めて、
祖谷(いや)、伊王島、小笠原からブラジル、ハワイへ──
うたをめぐる壮大な旅が、いま始まる。

ラテン諸国と日本をつなぐ新世代のシンガー・松田美緒が自ら掘り起こした日本の伝承曲に取り組んだニュー・アルバム『クレオール・ニッポン──うたの記憶を旅する』。本人書き下ろしによる各曲にまつわるストーリーを収めた書籍とともに初のCDブック仕様でお届けします。

このCDブックは、松田美緒が近年取り組んでいるコンサート・プロジェクト「にほんのうた」の成果をかたちにしたものです。
CDには彼女が各地で出会った日本の知られざる民謡やブラジル日系移民の歌など14曲を収録。徳島県の山村・祖谷(いや)、隠れキリシタンが住んだ長崎県の伊王島、太平洋の小笠原諸島父島、あるいは福島県の相馬、福岡県の行橋、さらには多くの日本人移民が暮らすハワイやブラジルなどで地元の人々に歌い継がれていた知られざる名曲たち──そこには、遠く海を越えて世界とつながる多様な日本の物語が息づいています。

ピアノ、パーカッション、ウッドベースというシンプルな編成による洗練されたサウンドとアレンジによって、新しい生命を吹き込まれた日本のうたをご堪能ください。

A5サイズの本には、収録曲の歌詞とともに、私たちが忘れてしまった“うたの記憶”を1曲1曲探して歩いた旅の記録と、その歌を継承してきた人々との出会い、各曲の背景や歴史などを、松田美緒自らが書き下ろしたエッセイ14本を収めています。雑誌『クウネル(ku:nel)』のアートディレクター有山達也がイメージの膨らむブックデザインに仕上げました。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ご本人のライブにて購入。

    その土地に根づいた歌は、長い年月をかけて歌い込まれ磨きあげられ、人々の魂を伝えている。
    ポルトガル語圏のローカルな歌を得意とする彼女は、ローカルなのにグローバルな美しさに気づき、日本の中でもそういう歌を見つけたいと各地を巡り本を書いた。

    歌は生きること。
    喜びも哀しみもすべて歌は人の営みと共にある。

  • 日本の伝承曲を取り上げたCDブック。丁寧なフィールドワークによる歌の由来にまつわるエッセイがすばらしい。エネルギー溢れる歌を聴きながら一気に読みました。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

土地と人々に息づく音楽のルーツと魂を身体で吸収し、声で表現する“うたう旅人"。ポルトガル、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、カーボヴェルデなどポルトガル語圏、スペイン語圏の国々で、ウーゴ・ファットルーソ、カルロス・アギーレをはじめ現地を代表する数々のミュージシャンと共演。南米やヨーロッパ、韓国など世界各地で公演を重ねている。2005年にビクターよりデビューし、以来5枚のアルバムを発表。2012年1月「日本のうた」ライヴ・シリーズをスタート。1979年生まれ。

「2014年 『クレオール・ニッポン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×