マイケル・ジャクソンの思想

著者 :
  • アルテスパブリッシング
4.36
  • (8)
  • (4)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 76
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865591385

作品紹介・あらすじ

マイケル・ジャクソンは救世主である──
名曲に託された魂のメッセージを東大教授が読み解く!
革命的なMJ論刊行!

希代のスーパースター=“キング・オブ・ポップ”が数々の名曲に託した魂のメッセージを、東大教授が読み解く!

ムーンウォークはなぜ「ビリー・ジーン」で披露されたのか? 
「あの娘が消えた」でなぜいつも泣くのか? 
短編映画『ゴースト』はなぜ正式発売されないのか?
マイケルの最高傑作はなにか?

大ヒット曲に隠された謎に挑んだ著者は、マイケルの遺した作品に、マハトマ・ガンディーやチャップリンに匹敵する20世紀最大の思想を発見する。

「東大話法」や女性装で注目され、『アウト×デラックス』や『TVタックル』にも出演した著者の革命的なMJ論、ついに刊行!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 安富さんの本の中で一番しっくり来ました。
    癒されます。
    マイネルジャクソンの歌はほとんど聞いたことがないけど、YouTubeで動画を見ながら読みました。

  • ひたすらマイケル・ジャクソンにハマってる安富先生の白熱トークを聞く本。

  • しばらくマイケルの曲に触れていなかったが、
    この本を読んで情熱が再燃した。

    安冨さんの探究心とその研究の奥深さに感動し、
    マイケルが生涯を通して本当に伝えたかった、
    人間社会の問題の根源は
    子どもが子ども時代を奪われることにある、という真理に私がこの人を唯一シンガーの中で最も尊敬する理由を発見できた気がした。

    マイケルの曲とともに、
    孤独と愛を味わいながら読みたい一冊。

  • この本を読んだ後に、マイケル・ジャクソンのライブビデオを観るとこれまでと違った物差しでファン心理などつかむことができます。
    面白かった。。

  • マイケル・ジャクソンの思想 安冨歩 ARTES

    安冨さんはガンジーやキングとマイケルは同じ思想だという
    ヒョットしてエンデも同じ思想ではないだろうか

    洗脳されて傷ついた人々を目覚めさせるには
    正面から心の内側を説いても
    外側に魅せられた人間の心には届かず
    頑なになるばかりだから
    マイケルのように歌や踊りやリズムやメロディーに乗せて
    喜びをクスグリながら誘い出さなければならないという

    そのために一成る無限への目標を指し示す彼の詩は
    華やかな舞台の演出や衣装に紛れ込んで
    閉ざされた心の奥に送り込まれるのだ

    何時も岐路に立つ「選択」に怯えることなく
    自らの中心が示す一筋の目的を見つけ出して目指せという
    ビリージーンやスリラーやジャムやスムーズクリミナルや
    ウィルユービーゼアやヒールザワールドや(ウィアーザワールド)
    中でもマンインザミラーに託されたメッセージが
    人々の無意識へと届けられる

    ビオフィリアは愛を指向しており
    ネクロフィリアは執着を指向している
    愛は与え合い創造し合うが
    執着は所有し合い搾取し奪い合う
    人間はこの両方を相対させており
    生に向き合えば愛を活性させ
    死と向き合えば執着を強める
    これは行為の次元に属す選択ではないと安冨さんは言う
    選択には失敗があるが態度はするかしないかでしかないと言う

    最後の二章
    7マイケルの「修身斉家治国平天下」思想と
    8マイケル芸術の真髄を読めば
    この本のすべてを理解できるだろう

  • こういう風に見えるんだな、が収穫。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

東京大学東洋文化研究所教授。1963年、大阪府生まれ。
著書『「満洲国」の金融』『貨幣の複雑性』(以上、創文社)、『複雑さを生きる』(岩波書店)、『ハラスメントは連鎖する』(共著、光文社新書)、『生きるための経済学』(NHKブックス)、『経済学の船出』(NTT出版)、『原発危機と「東大話法」』(明石書店)、『生きる技法』『合理的な神秘主義』(以上、青灯社)、『生きるための論語』(ちくま新書)、『満洲暴走 隠された構造』(角川新書)ほか

「2021年 『生きるための日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安冨歩の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×