新版 クラシックでわかる世界史 時代を生きた作曲家、歴史を変えた名曲

著者 :
  • アルテスパブリッシング
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本棚登録 : 119
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865591637

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『クラシックでわかる世界史』(2007)が
コンパクトな改訂新版に生まれ変わって登場!

ヴィヴァルディは皇帝に〈機密情報〉を提供していた?
ヴァイオリンとオペラの真の生みの親は?
18世紀半ばのヨーロッパではどんなパラダイム転換があったのか?

歴史が動くとき、名曲が生まれる。
──16世紀中盤から第一次世界大戦まで、音楽史でいえばバロック前期から後期ロマン派までの時代の音楽を、革命や戦争など大きな出来事の歴史と、社会史、美術史、演劇史と組み合わせて見ることによって、現代に残された数々の名曲に秘められた真実の歴史を解き明かします。

2007年10月の刊行以来、版を重ねロングセラーとなっていた『クラシックでわかる世界史』に大幅な改訂を施し、お求めやすいコンパクトな新版としてお届けします。とくにオペラ作品の題材と歴史との関連、各都市の音楽文化についての記述を充実させ、前著と比べてより立体的な内容としました。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は宗教改革から第一次世界大戦までのヨーロッパ音楽の歴史について書かれている。音楽家を紹介する前に時代背景も説明されるため、世界史の知識がなければあまりにも情報量が多い本に感じるだろう。

    時代背景や歴史の知識に関してはマニアックではないのだが、新古典主義の音楽家が登場するまでは、本当に知らない音楽家(作曲家)が大量に登場し、ライトなクラシック音楽好きとしては「あ、そこまで求めてなかったのにな」となる。

  • 欧州で起こった歴史的事件を背景に知らない作曲家や王族・政治家の名前が多々書き綴られている。ひとつひとつ読んでいるとなかなか進まないため、馴染み深いトピックを拾い読みした。
    ただ音楽を聴いているだけでは想像できなかった、当時の音楽家たちが直面していた時代背景を一部ではあるが認識できた。

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著者プロフィール

1952年山形生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期退学。現在、桐朋学園大学音楽学部名誉教授。18、19世紀を主な対象とする音楽社会史、音楽思想史を専攻。
著書に『新版 クラシックでわかる世界史──時代を生きた作曲家、歴史を変えた名曲』『ピアノ大陸ヨーロッパ──19世紀・市民音楽とクラシックの誕生』(以上アルテスパブリッシング)、『神と向かい合った作曲家たち──ミサ曲とレクイエムの近代史 1745–1945』『《ドイツ・レクイエム》への道──ブラームスと神の声・人の声』『シューマン 全ピアノ作品の研究 上・下』(以上音楽之友社)、『ピアノの誕生』『クラシック 名曲を生んだ恋物語』(以上講談社)、『「楽聖」ベートーヴェンの誕生』(平凡社)、『世界史でたどる名作オペラ』(東京堂出版)、共著・共編書に『ベートーヴェン事典』(東京書籍)、訳書に『魔笛とウィーン』(平凡社)、監訳・共訳書に『ルル』『金色のソナタ』『西洋の音楽と社会(7)ロマン主義と革命の時代』(以上音楽之友社)、『オックスフォード オペラ大事典』(平凡社)などがある。

「2023年 『バロック音楽と国際政治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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