僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけ

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著者 : 鵜澤佳史
  • 金曜日 (2016年1月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865720075

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僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけの感想・レビュー・書評

  • 傍若無人無慈悲なテロリストとしてひとくくりにしていたイスラム過激派の中に実に人間的でしかも仲間を思いやり、社会的ルールを遵守するグループがあることに正直驚いた。
     またこの本の中にある正規のイスラム教義は慈悲深く慈愛に満ちており、決して世界を破滅に追いやるものではないと感じる。
     期待した緊迫感あふれる戦闘場面は少なかったが、それでも筆者の戦士としてシリアに渡るまでの経緯やそこでの様々な交流なども興味深く読ませてくれるところは多かった。

  •  それまでの僕は、「日本の重要課題は農業再興だから、農家を助けるために販売をする」といったように、まず初めに「日本社会の中での問題を探し、その問題を解決するためにできることをやる」というスタンスだった。それが、「美味しいものを伝えたい。その結果として日本社会を良くしていく」といったように、「自分のやりたいことを社会貢献に結びつけていく」と変化していったのである。こうした考え方は、後に僕が「戦士」という職業選択をすることにも大きく影響していくことになる。(p.100)

    「職業」とは、「社会」に何かしらの価値(社会が求めるもの)を提供して対価(お金だけではない)を得るものであると、僕は思っている。生活に関わる複数の人と人のつながりによって成り立つものを「社会」と呼べるだろう。そうすると、「社会」はこの地球上や日本の中にも幾重もあり、「社会」ごとに文化や習慣、求めるものが違う。そして就職とは、そのような多様な社会と自分とのマッチングを図る活動のことだと考えている。
    その時の自分に合った社会と付き合っていくことで、より豊かな人生が送れるのではないだろうか。何も一つの社会の中に居続けることを否定するつもりはない。その社会から出ることよりも、その社会に自分を併せることのほうがよい、あるいは、その社会が自分にぴったり合っている、という人もいるだろう。どちらがよいか、それは各人が選択すればよいと思う。(pp.114-115)

    「ジハードで戦うことはすばらしいことだ」というイスラムの教えからくる信仰心と、「まだ生きたい」という人間の本能との間で激しく揺れ動く感情。いくらコーランに「アッラーの路のために戦うことは素晴らしい」ろ書かれているからといって、自分から望んで死にたい人などまずいない。(中略)みんな同じように父がいて、母がいて、妻がいて、子どもがいて、故郷がある。だから生と死の葛藤があるし、涙も流す。いつの時代、どんな国であっても、それは「戦う者」には共通していると思う。(p.185)

    「迷った時は、自分の世界観が広がるような選択をすればいい」(p.257)

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