見えないものを見る力 〔「潜在自然植生」の思想と実践〕

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  • 藤原書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865780062

作品紹介・あらすじ

土地本来の“潜在自然植生”にもとづく
ふるさとの森は、九千年先まで生命を守る!
ドイツで「潜在自然植生」を現場で徹底的に学び、日本はじめ世界中で現地植生調査を重ねてきた著者が、世界約1700ヶ所、4000万本以上の木を植えつづけてきた体験から、ふるさとの木こそ生命を守ると喝破!
日本列島のほとんどは、シイ、タブノキ、カシ類などの常緑広葉樹を“土地本来の木”とする。ところが、今や本来の植生は0.06%も残っていない。一見緑に見えるものも、管理の必要なマツ、ヒノキなどの人工の緑である。
このような人工の植生は、火災や地震、津波などの災害に対して極めて脆弱である。いのちを守る、管理のいらない“ふるさとの森”――目に見える現在の植生ではなく、“見えないけれど、土地本来の植生”は、どのように見抜くことができるか!?

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著者プロフィール

1928年岡山生。広島文理科大学生物学科卒業。理学博士。ドイツ国立植生図研究所研究員、横浜国立大学教授、国際生態学会会長等を経て、現在、横浜国立大学名誉教授、公益財団法人地球環境戦略研究機関国際生態学センター名誉センター長。独ゲッティンゲン大学名誉理学博士、独ザールランド大学名誉哲学博士、タイ国立メージョウ農工大学名誉農学博士、独ハノーバー大学名誉理学博士、マレーシア農科大学名誉林学博士。紫綬褒章、勲二等瑞宝章、第15回ブループラネット賞(地球環境国際賞)、1990年度朝日賞、日経地球環境技術大賞、ゴールデンブルーメ賞(ドイツ)、チュクセン賞(ドイツ)、後藤新平賞(2015年)等を受賞。第5回「KYOTO地球環境の殿堂」入り(2013年)。
著書に『日本植生誌』全10巻(至文堂)『植物と人間――生物社会のバランス』(NHKブックス、毎日出版文化賞)『瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る』(学研新書)『「森の長城」が日本を救う!』(河出書房新社)『森の力』(講談社現代新書)『見えないものを見る力』『人類最後の日』『東京に「いのちの森」を!』(藤原書店)他多数。

「2019年 『いのちの森づくり 宮脇昭自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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