恐怖の地政学 ―地図と地形でわかる戦争・紛争の構図

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制作 : 甲斐 理恵子 
  • さくら舎 (2016年11月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865810769

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恐怖の地政学 ―地図と地形でわかる戦争・紛争の構図の感想・レビュー・書評

  • 地形が国の行く末を半ば決めてしまうことがわかった。
    中東の紛争はだいたい西欧の雑な分割が原因。
    相手が攻めてくる可能性を捨てきれないがために牽制しあったりするのは愚かな事だがしょうがないとも思う。
    一見なぜそこに固執するのか分からない場所でも、資源や軍事戦略上、交易路に宗教的価値まで様々な理由があることが分かる。
    世界を俯瞰して見るのにも役立ちそう。
    外から日本がどう見られているのかは興味深い
    まあ防衛費増額だけ見れば当然か。
    攻めにくい地形だったために米軍の被害が増えるのを嫌って原爆を落としたというのは一側面としてあると思う。

  • 原書のタイトルPrisoners of Geographyのとおり、国も民族も地理的な条件から逃れられない。
    地図を見ているだけでは気がつかない、国際情勢を見る盲点だろう。
    国、地域別に10の章立てがなされ、1冊の本で一通り国際情勢を眺めることができる。
    本書でも何度か言及があるが、西洋の成長と地理的な条件を組み合わせて論じたダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」の素晴らしさが改めて理解できた。

  • 現在、世界各地でいろいろな紛争が起きている。
    国際紛争の大きな特徴は、そのほとんどが隣接した国同士の争いから発生すること。
    国家の成立にあたっては、思想信条を同じくする者が集まるというケースもあるが、その地理的条件も無視することはできない。
    いや、むしろ、地理的条件などの制約をうけつつ、現在の国家に収斂してきていると言える。
    そのため、現在の国際紛争を読み解き、そして将来発生し得る状況の展開を予想する基礎的知識として、地政学的知識は非常に重要であると思う。

    本書は、章ごとに中国、ロシア、日本と朝鮮、アメリカ、中東などの地域について、その地理的条件と歴史的な変遷についてコンパクトにまとめられた入門書といえる。
    副題である「地図と地形でわかる 戦争・紛争の構図」が、本書を非常によく表していると思う。

  • なるほどーと思いました。
    「銃・病原菌・鉄」という本ではわからなかった部分がわかって良かったです。

  • 世界各国が置かれた状況を地形という視点から分析した本。北朝鮮の章はやや主観的な批判が多かったが、その他は分かりやすく納得感があった。
    グーグルマップを見ながら読むとより分かりやすい。
    アフリカ、中東、インドパキスタンあたりの章が特に面白かった。
    やはり、地理的に他のコミュニティと交流することが難しく、土地は広くても小さなコミュニティが乱立し言葉も宗教も異なっているところに、そういう文化的な背景を考慮せず他国が勝手に国境を引くといいことがないのだなと思った。
    運河や平野などの最低限の地理的条件が揃った上で経済的に発展するためには、言語と価値観を揃えて多くのコミュニティと交流し、様々なノウハウを交換し合うことが一番重要なのだなと感じた。

  • 世界の各国や地域の内政、外交、経済などに地形の制約が大きく影響している、地形がその地域の紛争に深くかかわっている(地形に囚われている)という本。
    それ自体は目新しい話ではないと思うが、世界全体を同じ論旨で説明しているのがいい。

    面白かったのは前半の中国、ロシア、アメリカの章だった。大きな国で地形を想像しやすいからだろうか。
    後半のアフリカ、中東、インドとパキスタン、ラテンアメリカは、地名に馴染みがなくて眠くなった。章の初めに地図はあるのだが、もう少しそれと関連させるといい。

    翻訳は少しわかりにくいと感じた。元の英文が言いたいことは違うんじゃないかと思うところが何ヶ所かあった(原文をみてないのでわかりませんが)。
    タイトルもちょっと違和感がある。恐怖というより、地形に囚われているという意味で原題のPrisonersを生かした方が内容にあっていると思う。

  • 世界各国が、どのように地形に囚われているこ、軍事、経済、物流などの観点から論じられた本。

    すごく目新しい着想があるわけではなく、すごく深い分析がなされているわけではないですが、同じトーンで並べられると、相応に説得力があります。

    テーマは深いですが、それほど肩肘はらずに読める本です。

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恐怖の地政学 ―地図と地形でわかる戦争・紛争の構図の作品紹介

なぜ戦争が起き、なぜ紛争が絶えないのか!

地形は、そこに暮らす人に大きな影響を与えてきた。地政学とは、国際情勢を理解するための地理的要因に注目する。今、日本にとって重要なのは中国、ロシアの地政学である。中国はなぜ海洋に進出しようとするのか(中国の動向に関しては大半の章で触れている)。ロシアはなぜクリミヤを侵略したのか。アメリカは200年以上にわたり、非常に有利な地理的環境で利益を得てきた。しかし、今、なぜアメリカの時代は終わったと言われるのか。

本書は20枚の地図(地形もわかる)で地球上の危機と平和を考察している。イギリスベストセラー初翻訳!

恐怖の地政学 ―地図と地形でわかる戦争・紛争の構図はこんな本です

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