縁側ネコ一家 ありのまま ―ハハケルとマイケルとミカンたち

著者 : 渡部久

• さくら舎 (2017年5月10日発売)

感想・レビュー・書評

[uchinekoさんの感想 · 2017年8月4日]

夜は縄張りを厳戒パトロール、日中は縁側でのんびり昼寝…。飼いネコとも地域ネコとも違う、強くて愛らしい縁側ネコたちの春・夏・秋・冬のありのままを150点を超えるカラー写真を交えて紹介。

食と住を保証された半ノラ猫は自分のテリトリーを護るため、畑を荒らすタヌキやサル、シカなどを追い払うという。作者は「ネコは家に付くのではなく人に付く」という仮説を打ち立てた。なかなか説得力があった。
（Ｂ）

著者プロフィール

1972年、東京都に生まれる。自宅で縁側ネコを飼育中。ＮＰＯ法人日本ウパルパ協会代表、動物屋ＧＥＣＫＯ代表、側道動物実践家。 幼少の頃から動物に接し、数多くの動物の繁殖を成功させる。哺乳類では、フクロモンガ、アメリカモモンガなど、甲殻類ではサクラザリガニ、16年前にはウーパールーパーのショートボディのウパルパの作出に成功した。 メキシコ・ソチミルコ野生アホロートル（ウーパールーパー）が絶滅の危機に瀕していることを知り、状況改善のため2014年にＮＰＯ法人日本ウパルパ協会を設立。２千種を超える生物と触れてきた経験を基に、縁側ネコによる野生動物対策や、ゲンジボタルの再生などにも取り組み、全国各地でイベント、講演、執筆を行う。現在、「月刊アクアライフ」にて“新色誕生！　我らウーパールーパーず”、ＷＥＢ「にゃんこマガジン」にて、“可愛いだけじゃニャーイ！のよ、縁側ネコはねっ”が好評連載中。

「2017年 『縁側ネコ一家　ありのまま』 で使われていた紹介文から引用しています。」