ロマンティック上等 (オメガバース プロジェクト コミックス)

著者 :
  • ふゅーじょんぷろだくと
4.09
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本棚登録 : 916
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865890839

感想・レビュー・書評

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  • オメガバースという特殊設定は実はこれがはじめて。だけどちゃんとオメガバースとは、α・β・Ωの特徴とは、というのがちゃんと本編前に書かれているのですんなり読めた。そんな設定上どうにもならないこと、本能・体質・α・β・Ωの関係性、そういうものがもどかしくって切なかった。計が求める幸せは高収入高学歴超美形、そんなαと番になること。だけどそれだけなのか。そこに「愛」はなくてもいいのか。計が番を探す本当の理由とは。設定が特殊にも関わらず過去の背景もしっかり描かれていて、個人的には非常に満足。
    オメガバース少し避けてたけど開拓されちゃいましたw

  • 計ちゃんみたいなタイプを今じゃ古風と言われてしまうのだろうか、だけどやっぱりそういう考えは根強く残ってるよなぁといろいろ考えてしまいます。オメガバースは誰でも妊娠出産できる世界で非常に素晴らしい世界なんですが「男だから女だから」が「αだからΩだから」にすり替わっているような気がしてとても現実味のある話でした。番システムによって計ちゃんが好きな人を受け入れられなくなってしまうのはなんて切ないんだ…と心が苦しくなりましたがハッピーエンドで本当によかった…。果たして駅人の野望は叶うのだろうか…

  • 商業BLで泣くとかほんと5年に一回ありかなきかの体験をさせていただきました〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!ビッチ純情受けが好きな人なら絶対に読むべき‥そうでない人も漫画がうますぎてたのしめると思う〜〜〜

  • これは良いオメガバースでした!
    独特の設定と世界観があるオメガバース、嫌いじゃないけどエロに特化しがちで、同日に買った他の作品を先に読んで「このアンソロシリーズ、合わないかなぁ~」と弱冠後悔していたけど。
    これはエロもしっかりありつつ、抗えない本能との折り合い、階級による支配への反抗、愛と性欲の間での葛藤…いろんな要素がうまく重なってスゴく面白かった。
    主人公がビッチ設定の表現されてるんだけど、森世さんの描写ではかなり一途に感じられて、なんか本人たちが自覚するより先にいろんなモノが駄々漏れてた(笑)でも、二人がいざ言葉で確かめあった時の感動が強烈に響いてきて、思わず涙が…。

    オメガバースの大前提が『抗えない本能と決められた階級』なんだけど、この作品はそれを飛び越えた逆転の発想が面白かった!久しぶりに「やられた~!」って読後感で大満足でした(*´ω`*)

  • なんだかな~
    ハッピーエンドだけど心に引っ掛かるものがある
    作品だな

  • 番解消せずにβとの子ども作って幸せに暮らすパターンはなかなかないから新鮮!
    最初にオメガバースの設定を説明してくれてるので知らない方にもわかりやすいはず!森世先生の作品は受けくんが無理矢理されること多いから好きなんだけど、こちらはβとΩの純愛が強い。番ができたら相手以外には触られると嫌悪感出てくるんだけど、それを吐きながらも耐えて一発で子ども作っちゃうのはドラマティックです。子どもできてからはえちも気持ちいいと感じてた。個人的には、ずっと嫌悪感消えないとか吐いちゃうとかで番のαとくっついてバドエンもしくはメリバみたいになってほしかったけどハピエン好きな方にはオススメです。駅人さん一貫してクズすぎてて最高。嫁にしてくれ。あ、私Ωじゃなかった()

  • オメガバースの世界感は今まであまりしっくりきてなかったのですが、この作品は何か違う!面白いなと思いました。
    現実の男尊女卑的価値観が、そのままαとΩの世界観にスライドしていて、且つ、友情と愛情の境目が性別で限定されていないオメガバースの世界でもある。
    現実の社会を反映しているのに、フィクションだからこそスルスル入ってくる。なんだか不思議。

  • 最高にロマンティック。

    自分が読んだなかでは、オメガバース設定のよさが一番詰まっている!と感じた作品。普通のBLもしくは男女の恋愛ものでは描けない。恋愛と友情の境界線がない関係性。社会のリアルさ。
    ちゃんとした仕事を任せてもらえない、体調を理解してもらえない、「さっさと結婚して家庭に入れ」と言われる…女性の役割をΩに置き換えるからこそ冷静に見られる部分がある。

    でも一番素敵なのは、現実の社会を投影しつつも、小難しいこと考えずにストーリーを追っていけるところ。それってすごい手腕だと思う。

  • β×Ω。この組み合わせ切なくてとても好き。
    自分がΩであることに劣等感を感じている計と、しっかり者で落ち着いてるβの幼馴染の次継の恋と愛の話。
    受けがきゃるんとした可愛い系か〜と思いながら読み始めたけど、ストーリーが割と切実で切ないから好みだった。
    欲しいものがあって、でもΩだから手が届かなくて、生きていくうちに手段を目的にすり替えてしまった感じになってた計。大事にしたかったけど、相手のためを思って手を離した次継。
    2人とも相手の事を思っていて、でもすれ違っていた。思い合っていても、考えもどう守るかも、選択や行動も人それぞれなんだよな、と思わされた。
    計はホントクソ野郎な言動しまくってたのにとても美しい愛を胸の内に持ってるとか卑怯。最後、きちんと収まるところに収まってよかった。
    第2世代の話もちょっと読んでみたい気持ちになった。この子、偏見ない第二の次継になること間違いなし。

  • 何が幸せかに気づく主人公と、ずっと支えてる幼馴染。良いです。

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