また一人新しい作家さんが増えた事で、更にボリュームが増した第3巻(笑)
前回に引き続き、特に印象に残った作品を幾つか挙げたいと思います。
『王子様、お手をどうぞ』明本 由
やっぱり絵が可愛くて好き。
今のところ、単行本になったら買うであろう作品候補の一つです。
木崎と番になりたいからって理由でタレントになったのは確かに動機としては不純だけど、それでも木崎に認めてもらいたいっていう雫のひたむきな様子が伝わって来るから応援したくなっちゃう。
でもって木崎の応援の仕方がまた優しくてキュンキュンしちゃうんですよね(笑)
今回は、“言葉ひとつで、簡単に”という言葉が雫の感情の起伏を表すのに上手く使われていて、最後はちょっと切ない終わり方でした。
今後、木崎が雫にどういう態度を取っていくのか気になります…。
『なみだ枯れるな』安堂ろめだ
前回、発情期が来てしまった事で強制的に“奥座敷”に幽閉されてしまったマヤ。
その奥座敷にはおそらく発情中のΩだと思われる男女が何人か居て…。
まぁ、ただ隔離されただけでは無かった様子ですね。
10日目に奥座敷から出て良いと許しが出た頃にはマヤの体はまるで集団でレイプされた後のような悲惨な有様になっていました…。
直接そういう描写がある訳じゃないんだけど、好きな相手がいるのに他人に犯される展開はやっぱりキツいなあ…(^^;)
その後、妊娠したかもしれないとの事で、雨の中、繰り返し頭からバケツの水を引っ掛けられるマヤ。(これで“流す”らしい…)
絶望し、その場で舌を噛み切ろうとしますが、寸前のところでマヤの想い人、征爾が現れマヤを引き取ってくれます。
胸糞悪い展開続きに鬱々としていましたが、征爾が救出してくれたのでこれで一先ず安心…かな?ただ、二人の間には身分の違いという大きな壁があるので、まだまだ困難な道のりは続くのでしょうね。
最後は二人がが幸せになってくれる事を願います…。
『はなよとみつる』冬辺
やっぱりこうなるか…って展開でしたね。
本気にならない約束で始まった満とのセフレ関係でしたが、花代が本気になってしまった事でその関係は呆気無く終わりを迎えます。
そんな事よりも大洋に裏があったのが一番衝撃的でした。
発情期誘発剤という危ない薬を持っている大洋ですが、それだけでなくどうやら副会長と関係を持っているご様子で、もう嫌な予感しかしません(笑)
そしてまたもやフラれてしまい傷心した花代が頼ったのは、自分の恋を誰よりも身近で応援してくれた大洋。
おそらく次回は大洋の本性が明らかになるのではないでしょうか。
うう…大洋だけは好青年だって信じてたのに…!!(笑)
発情期誘発剤という武器を手にした大洋が花代に対してどう出るのか、次のお話を読むのが楽しみな反面、ちょっぴり…いや、かなり怖いです。
『AV男優と同棲はじめました。』蜂巣
新しく連載が始まった作品。α同士のCPになるのかな?
モテない根暗の大地(α)は、あこがれのAV男優の愛叶(α)と
1週間同棲出来るという番組企画に当選し、カメラが回る中、期限付きの同棲生活を始めます。
設定は斬新で面白いですね。あと、大地がなかなか不細工だなぁと(笑)
愛叶はAV男優というだけあってかなり手慣れてる感じがするので、彼が大地と生活する中でのように変化していくのか楽しみです。
他はすなこ先生の『嫁ぎませんからっ!』と、
さちも生成の『かしこまりました、デスティニー』が面白かったですかね。
嫁ぎ〜は、仁のいつきに対する不器用な優しさにキュンキュンし、かしデスは久藤に運命の相手が現れてしまったからさあ大変的な。(適当…)
しかもその運命の相手というのがどことなく宮内に雰囲気が似てるものだから久藤の心が揺れる揺れる…。
感情を表に出さない系のキャラなので、何考えてるのか分からないんですが、何となく悪い子では無さそうなんだよなあ…。
おそらく作られた運命の相手なんでしょうが、久藤を苦しめる存在である事は確かなのでどちらにせよ今度の展開から目が離せません。4巻に期待大。