味元くんの花マルごはん (Beコミックス)

著者 :
  • ふゅーじょんぷろだくと
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本棚登録 : 28
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865893281

感想・レビュー・書評

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  • キュンときた
    しかし、思ってもいなかったな、『男のヤる気めし』に匹敵する食系漫画に、こんな早く出逢えるなんて。こういう予想外の出逢いがあるから、誰に何と言われても、漫画読みを止める気にはならない
    ジャンルは、タイトルと表紙で一目瞭然、食系である
    この『味元くんの花マルごはん』の、まず、どこがいいかって、一話目どころか表紙で、いきなり、読み手の食欲を刺激してくるトコだ。美少年が中華まんを幸せそうに食べている。これにKOされない、食系マンガ好きはいまい
    味元くんが、食べ盛り育ち盛りな男子高校生ってのも推しポイント
    そんな味元くんは基本的に無口で、静謐な雰囲気を纏っているのだけど、食べている時だけは、実に賑やか。喧しい、騒がしい、ではなく、賑やかって表現が彼の食べる際のリアクションにはピッタリだってコトは、読んでもらえれば分かって貰えるんじゃないだろうか?
    ストーリーは、ともかく、味元くんが一心不乱、目の前の美味しいモノだけに集中し、満腹感と至福感を得る、実にシンプルな流れ
    物足りなさを感じない、と言ったら嘘になるけど、不満は味元くんの笑顔を見たら吹っ飛んでしまう
    食べる事に、ここまで幸せになれるって才能だよな、最早
    あまり、女の子は前面に出てこず、味元くんは一人もしくは気の置けない友人と共に、食事をしている。そんな男子の仲の良さにも癒されるなァ
    他の作品と同じく、(2)も出て欲しい作品なので、オススメしたいってだけでなく、続きが出ますようにって期待を籠めての感想である、これは
    万が一にも、私のこの拙い感想が、担当編集者さんの目に留まって、清水先生にまだ描きたいってキモチがあるようなら、上に連載再開の打診をしてみようって気持ちになって動いてくれりゃ、漫画読み冥利に尽きるって話だ
    もし、(2)が出るなら、表紙じゃ、味元くんにはおにぎりを食べて欲しいもんだ。丼料理ってのもアリだろうか
    どの回も、味元くんの可愛さでお腹がいっぱいになってしまいそう。その中でも、私が特に推薦したいのは、双子ヤンキーな一郎・次郎と共に、炬燵アイスを堪能し、一人じゃ味わえない温かさに浸る、第12話「おこたでアイス」だ。間接キスのくだりは、不覚にも胸を揺さぶられてしまった
    (2)でも、この双子の出番が多いと嬉しい。また、味元くんを餌付けするキャラに、居酒屋で働く女装青年が出て来たら嬉しい。食べる事にしか集中力が働かない、味元くんなら美味しい物を作ってくれる人には悪い人はいない、外見や服装は味を左右しない、って目と食べ方でハッキリ言ってくれそう
    この台詞を引用に選んだのは、実に心が温まったので。私も、祖母にこういう事を言ってもらえるよう、普段から口に入れる「命」に感謝して、料理してくれた人に幸せを与えられるようになりたいもんだ

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