反―寺山修司論 《復刻版》

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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865980394

作品紹介・あらすじ

死刑執行から20年(1997年8月1日)。死刑制度めぐって一大論争を巻き起こした永山則夫の寺山修司との対立は今に何を伝えるのか…!

死刑囚の作家と、歌人にしてマルチタレントとして活躍し、ともに青森で育った寺山。中卒で集団就職した「金の卵」の永山から、「貧しさの問題と社会構造」を提起。「私自身の原因であるとの認識がないかぎり解決しない」という寺山。「犯罪はなぜ生まれるのか」をめぐり「社会」と「個人」で激しく対立した永山の1000枚を超える「反―寺山修司論」(1977年刊)の復刊。

「永山則夫と寺山修司、その邂逅の軌跡」――細見 和之
本書のタイトルから読者はどんな書物を想像するだろう。永山則夫と寺山修司、この二つの名前はおそらくいまも多くのひとびとのなかで、それぞれに記憶されているだろう。永山は十九歳で連続射殺事件を起こし、獄中で『無知の涙』を著し、死刑執行された人物として。一方寺山は、短歌にはじまって、詩、演劇、映画にわたって世界的に華々しく活躍していた人物として。二人は水と油のように思える。しかし、一九七〇年代、両者には交錯するところが確かにあったのだ。…

感想・レビュー・書評

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  • 【所蔵館】
    りんくう図書室

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    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000940705

  • これは絶対買ったほうがいいです。

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著者プロフィール

1949年、北海道に生まれる。
1965年、青森県の中学校を卒業後上京、職を転々とする。
1968年、4件の連続殺人事件を起こし、69年に逮捕。以後、獄中で思索や創作活動を開始する。83年、小説「木橋」で第19回新日本文学賞受賞。
1990年、死刑判決が確定、97年、東京拘置所で死刑が執行される。

主な獄中記に、『無知の涙』(1971、河出文庫=1990)、『人民をわすれたカナリアたち』(1971)、『愛か―無か』(1973)など、
主な小説に、『木橋』(1984、河出文庫=1990)、『捨て子ごっこ』(1987)、『なぜか、海』(1989)、『異水』(1990)、『華』(1997)などがある。

永山子ども基金 https://nagayama-chicos.com/

「2023年 『捨て子ごっこ 永山則夫小説集成2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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