人生100年時代の稼ぎ方

  • アチーブメント出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866430508

感想・レビュー・書評

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  • 人付き合いのプロの和田裕美、キャリアのプロの久保明彦、お金のプロの勝間和代によるこれからの時代の稼ぎ方についての共著本。
    目新しいことはあまり無かったけど、確かにそういう考え方は大事だよなという思うことが多かった。
    稼ぐ人になるために大事な管理としては「健康管理」「時間管理」「金銭管理」「感情管理」があるとのことで、その中では何よりも「健康管理」が重要とのこと。なぜなら、健康管理ができていなければ、他の管理もできないからということだそう。やっぱり、ちゃんと健康には気を使った生活を心がけていきたいと思った。
    健康な体を作るために大事なのが睡眠らしく、勝間さんは8時間はベッドにいるようにしているらしい。一時期、6~7時間がベストといわれてることもあったけど、最近は8時間でも足りないといわれてるのだとか。まあ、中には時間よりも質が大事ともいうので一概に何時間寝ればOKというものではないとは思うのだけど、ある程度の時間は寝るようにしたほうがいいのだろうなとは思う。
    後、久保さんによれば、終身雇用から実力主義に変わっていく新時代は「ジェネラリスト」ではなく、「スペシャリスト」を目指すようにしたほうがいいとのこと。確かに、中途半端になんでもできる人よりは、ある事に特化した人のほうが足りない分は他の人でおぎなってもらえればいいのだから稼げるのかなとは思う。ただ理想論かもしれないけど、個人的には、一本よりも二本ぐらい何か深く知っていたりするほうがいいとは思うのだけど。
    ただし今はの日本はジェネラリストのほうが評価される傾向にあるため、一度もマーケティング業務に関わったことがないジェネラリストがいきなりマーケティング部の部長になったりすることもあるのだとか。まあそれは、日本の内閣の大臣とか見ると非常にそれは実感する。台湾のIT大臣は38歳の天才プログラマーと聞くと余計に……。
    ただし、スペシャリストがいいとは書いてあったけど、それでもコミュニケーション能力は必要とのこと。ここは自分の課題なんだろうなとは思う。
    ところで、途中に日本の労働生産性を説明するために、OECD加盟国36か国の労働生産性のランキング表が載ってあったのだけど、40年ぐらいルクセンブルクが上位2位以内をキープしていることに驚いた。名前は聞いたことあるけど、どういう国か全然知らない国なので、そんなに労働生産性がいいのかと驚いた。調べてみると金融業が盛んらしく、それで労働生産性が高いのだとか。
    なお、日本は21位と、低いほうらしい。少なくとも、主要先進7か国の中では最下位なのだとか。そろそろ、先進国から外されそうだなと思った。本当、少子高齢化で超高齢社会なのだから、いいかげん労働生産性は改善していかなきゃいけないよね。国は何か対策を考えているのだろうか。
    それと、ランキングといえば、イギリスの「World Giving Index」という調査について。これは、人助けや善意団体への寄付、ボランティア活動などを総合的に評価した世界思いやり度ランキングというのが紹介されてたのだけど、2018年の調査では144か国中、128位だったらしい。もちろん、G7の中では最下位。本当、日本は村社会だなと思った。そりゃ江戸時代に鎖国するわけだ(むしろ、その影響か?)。
    そういうわけで、日本は思いやりがある人が少ないけど、その中で思いやりを示せる人間は突出して光るので逆にチャンスとのこと。自分も思いやりを行動で示せる人になりたいとは思うけど、なかなかできないので、今後の課題として持っておきたい。

  • 和田さんも勝間さんもよく読むから、ずっと読みたかった本。
    稼げていないのは、稼ぐ力がないんじゃなくて、努力が足りないってことみたい。
    どう努力すればいいか、しないと大変だよってこととか、何が大切かを教えてくれます。

  • 今のままでは良くない。稼ぐ力をつけるにはどういう行動をすべきか?
    まずは勉強と副業だろうか?

  • タイトル通り人生100年時代の今は稼ぎ方もよほど知恵を絞らないとうまくいかないんじゃないかな。

    個人的にはとにもかくにもまず健康。

    全てはここからですね。

  • 答えのない時代。お三方による現段階の見解は、面白かったです。似たような本を漁っていたため、新しい発見は少なかったのですが、以下について考えるきっかけをもらえました。

    "なんでも卒なくこなすジェネラリストではなく、スペシャリストになってガンガン稼げるように"
    "お金に困らないために、稼げるうちにお金を稼ぐ"

  • 新しく得た知識はほぼ無かったけど、2018年11月の時点でこういった話(コロナ禍でより強く必要性を感じた働き方や行動・考え方の転換)をしてるのすごいなぁと思った。意識高い人はコロナ前から行動している。

  • 詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=14735

  • 御三方の多角的なお話に刺激を受けながら読み進めました。
    会社に属する身としては、「個人ブランド」のお話は考えさせられた。
    新たな視点をたくさん頂き、これから前向きに進んでいこうと思わされる本です。

  • 長くご無沙汰でしたけど,僕は和田さん割と好き。
    お金は相手からの感謝って少しは思えるようになってきた。
    最初の本読み返してみようかしら。

    稼げる3つの条件
    ①好かれる力
    ②相手の話をとことん聞く力
    ③幸せな決断をサポートする力
    (非言語化情報を言語化する力)
    実践すべき6つのスキル
    ①「ありがとう」で返事をする
    ②あいさつは必ず先にする
    ③「1日3褒め」を習慣にする
    ④「うれしいです!」,「素敵です!」,
     「最高です!」など,テンションが上がる
     幸せワードを頻繁に使う。
    ⑤「何かお手伝いすることはありませんか?」
     を口癖にする
    ⑥イライラしたらトイレに行って深呼吸

  • この本もお勧め

    お金のプロ、勝間和代さんは本書を読み終えたら自分の好きなことで自分らしく稼ぐ最高に幸せな100年時代への第一歩を進んでほしいと思いますとあります。

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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