脳にいいこと 悪いこと大全

著者 :
  • 文響社
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本棚登録 : 108
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866510163

感想・レビュー・書評

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  •  巷でよく聞くエセ科学について脳科学研究者が解説する本。認知症予防の話で、指を細かく動かすことに予防効果はないというのは頷けるが、ピアノのように右手と左手で違う動きをしながらいろんなことを考える楽器演奏は認知症予防になると勝手に信じている。「DHAは頭が良くなる」は一昔前の常識という印象。「3歳までの教育で能力が決まる」はまったく信じていない。男女差を扱った章が1番新しい発見が多かった。

  • 巷で話題の内容は本当か? という内容。
    正直、しょうがないですけど「個人差です」とか「科学的には証明されていません」って残ってしまうのが気になりますねぇ

著者プロフィール

1953年生まれ、福岡県福岡市出身。臨床脳研究の第一人者。自然科学研究機構生理学研究所・教授、順天堂大学医学部・客員教授、国立大学法人総合研究大学院大学・教授。日本神経学会専門医。九州大学医学部卒業後、神経難病の解明を目指し神経内科医となる。その後、より深い次元で人間の脳機能を研究するためロンドン大学医学部神経研究所などを経て、39歳より現職。文部科学省、厚生労働省、環境省の大型研究プロジェクトのリーダーを務め、国際学会での招待講演もコンスタントに行なっている。研究テーマは多岐にわたるが、近年は「顔認知」と「痛み・痒み認知」研究に力を入れている。著書は『どうでもいいことで悩まない技術』(文響社)、『記憶力の脳科学』(大和書房)、『読むだけでさみしい心が落ち着く本 Look at me症候群の処方せん』(日本実業出版社)など多数。テレビなどを通じて脳科学の啓蒙活動も行なっており、本書では巷で言われている「脳科学的なこと」の真偽を、最新の脳科学研究から分析。「常識」のように語られることの中に潜む「エセ科学」をあぶり出しながら、科学的に実証されている「脳にいいこと・悪いこと」を示している。

「2017年 『脳にいいこと 悪いこと大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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